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十勝自然保護協会 活動速報

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2022年12月27日

道道鹿追糠平線駒止湖区間の安全対策についての要望

 道道鹿追糠平線駒止湖区間の安全対策について、当会、ナキウサギふぁんくらぶ、日本森林生態系保護ネットワークの3団体の連名で北海道十勝総合振興局に以下の要望書を送付しました。

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2022年12月14日


北海道十勝総合振興局長  芳賀 是則 様

十勝自然保護協会      共同代表 安藤 御史
佐藤与志松
ナキウサギふぁんくらぶ     代表 市川 利美
日本森林生態系保護ネットワーク 代表 金井塚 務


道道鹿追糠平線駒止湖区間の安全対策についての要望


 2021年10月7日付で貴職宛に「大雪山国立公園内で計画されている道道鹿追糠平線拡幅工事の中止を求める要望書」を提出し、その中で道路拡幅の代替案として次の提案をしています。
① 区間の両端に信号機を設置し、交互通行にする。
② 同区間を通る路線バスとホテルの送迎バスあるいは観光バスが同区間ですれ違わないように時間調整をする。
③ 対向車があるときに「対向車あり」と表示される電光掲示板を設置する。
 その後、担当部署との間で話し合いがもたれ、測量中止の報告とともに当該区間での車両事故の検証と対策工法を含めた安全対策の検討が約束されました。
 本年担当部署より、9月30日付書面で、上記検討事項の進捗状況が説明され、安全対策の検討については「現在策定に向けた検討及び協議等を行っているところです。検討結果がまとまりましたら、改めてお知らせいたします。」と回答がありました。
 私たちは、引き続き検討結果を待ちますが、上記提案に加えて、同区間での速度制限を提案します。
 大雪山国立公園内の鹿追糠平間は全線最高速度が法定速度60km/hです。しかし、この速度でこの区間を走行するのは極めて危険です。この区間の両端には「道幅が狭くなる」、「この先連続カーブ区間」、「スピードダウン」などの表示はありますが、速度制限の標識はありません。
 私たちは30 km/hを提案します。
 さらに言えば、然別湖畔道路の狭隘な区間についても同様に「30 km/h制限」にすべきです。
 また、国立公園内の工事であることから、本件についての関係機関との協議には当3団体を加えるべきと考えます。
 よろしくご検討くださることをお願いいたします。
 なお、この件について、環境省上士幌管理官事務所、鹿追町にも同様の提案を行うことを申し添えます。
以上

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 15:29Comments(0)道路問題

2022年12月27日

帯広市教育委員会の回答に対する見解(名称および分布について)

 2022年12月6日付帯広市教育委員会教育長回答のうち「3 『十勝坊主』の名称、全国的な分布について」に対する当会の見解を表明します。

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「十勝坊主」の名称について
 「「帯広畜産大学の先生」とは山田忍教授のことでしょう。氏の論文「野地坊主と十勝坊主について」(日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号,1959年)のどこに「仮の名前」との記載があるのでしょうか。根拠をご提示ください。」との当会の問いに対し、市教委は「山田忍(1959)先生の「野地坊主と十勝坊主について(北海道におけるPatterned Groundに関する研究第1報)」『日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号』でご理解いただけるものと存じます。」と回答し、付記で「便宜的な命名(仮称)だったと理解されます。」と憶測しています。はっきりしたのは山田教授の前述の論文あるいは山田教授の関連論文に十勝坊主を「仮の名前」あるいは「仮称」とする記述を市教委は示すことができなかったということです。
 なお、地形学辞典(二宮書店)では十勝坊主は「構造土の一種でアースハンモックに相当する」とされ、アースハンモックは「thufur(アイスランド語)・芝塚・凍結坊主・十勝坊主ともいわれる」としています。また新版地学事典(平凡社)ではアースハンモックは「十勝坊主・芝塚と呼ばれることもある」とされています。つまり十勝坊主とアースハンモックは同義であり、十勝坊主は仮の名前などではありません。
 アースハンモックは欧米を中心に使用され世界標準の用語といえますが、十勝坊主はローカルであるものの定着した用語です。そのため、帯広畜産大学の十勝坊主はアースハンモックではなく十勝坊主として1974年に北海道の天然記念物に指定されたのです。

全国的な分布について
 「この説明は『本州や九州などでも気温が低い標高が1,000メートル以上の場所』であればどこにでもあるかのような誤解を与える不十分なものと考えます。この発言の根拠をご提示ください」との当会の問いに対し、「道外事情につきましては、貴会陳情書の資料として添付されている紀要の「はじめに」や新聞記事などと同程度の内容と存じます。」と居直りのような回答をしてきました。「本州や九州などでも気温が低い標高が1000メートル以上の限られた場所で分布が確認されております。」くらいの説明はしてもらいたいものです。


  

Posted by 十勝自然保護協会 at 15:22Comments(0)アースハンモックの保全

2022年12月27日

帯広市議会経済文教委員会に関する質問書への回答

 2022年11月5日付の「帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財保護行政についての質問」に対する回答を掲載します。

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帯教百第125号
令和4年12月6日


十勝自然保護協会
共同代表 安藤 御史 様
     佐藤与志松 様
帯広市教育委員会
教育長 広瀬 容孝
(生涯学習部生涯学習文化室百年記念館担当)


帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財行政についての質問(回答)

 日頃より本市の文化財行政にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。2022年11月5日付で送付のありました件につきまして下記の通り回答いたします。



 文化財の保護につきましては、市民や有識者のご意見を幅広くうかがいながら、できるだけ多くの市民が納得される施策の実施に向け取り組んでまいりたいと考えておりますので、貴会におきましてもご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 個別のご質問につきましては、別紙に記します。

別紙
1について
 貴会は長く自然史に関する学術調査や研究をもとに活動されてきたと承知しており、学術書なども容易に読解されていると拝察いたします。答弁の旨は、要望書受理後の令和2年10月30日にご来館された際お伝えはしましたが、令和3年6月1日帯教百第56号での回答のうち、「文化財の価値や範囲が明確になっていること等、適切に評価することが可能な条件が整えられているかどうか」を吟味しつつ、要望文及び根拠とされた紀要の内容を比較いただければご理解いただけるものと存じます。なお、地名に関しましては提唱者の『十勝アイヌ語地名手帳』(2008年 制作協力北海道新聞社出版局)のうち、「第6章帯広空港のある『似平』は十勝坊主」などからも改めてご検討いただきたく存じます。

2について
 帯広市民のご意見がさまざまであることは、令和4年6月2日の文化財審議委員会や同年2月18日に質問された議員のご見解などからもうかがえますので、令和3年6月1日付け帯教百第56号の貴会への回答中、「とくに重要であるとの納得が多くの市民から得られるものであること」でご理解いただける内容と存じます。

3について
 仮の名前とした件につきましては、紀要の引用文献としても掲載されている山田忍(1959)先生の「野地坊主と十勝坊主について(北海道におけるPatterned Groundに関する研究第1報)」『日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号』でご理解いただけるものと存じます。公式の名前に関する箇所につきましては、アースハンモックが学術用語として広く認知されている名前であるということを踏まえたもので、小疇尚先生たちの認識に沿った理解です。ただし、答弁者はこの種の文化財の専門家ではありませんので、すべてを網羅できていないことは承知しており、それ故に管見の限りとさせていただきました。細部につきましては、後述の【付記】にてご理解いただきますようお願いします。
 また、質問された議員は、審議の過程や貴会の陳情書の添付資料などにより一定の知識は習得されており、確認の意味でのご質問と認識しておりますので、この答弁で詳細を説明する必要はなく、またご指摘の部分が審議に重大な影響を与えたり誤解を得たりするものではなかったと存じます。答弁は簡潔さを求められておりますが、道外事情につきましては、貴会陳情書の資料として添付されている紀要の「はじめに」や新聞記事などと同程度の内容と存じます。

4について
 文化財審議委員会では、諮問とは別にさまざまな文化財について議論していただくことをお願いしているところであり、審議委員の皆様が合意されれば他に優先事項がない限り文化財への理解を深めていただく場を設けることに努めたいと存じます。

5について
 文化財の情報に関しては、事前にご連絡をいただき、話し合いの機会を持つことがほとんどです。貴会からの要望の際、回答の要求や期限の設定などのご提示はありませんでしたが、礼を欠くとのご意見につきましては不慣れな対応によるものであり、ご寛容いただきたく存じます。一方の団体につきましても手交の際に回答の要求などのご提示がなかったことによるものですが、そのことに関しましては夫々にお考えがあってのことと存じます。また、HPからの提供はこれまでにありません。
 なお、貴会が他2団体の当時の事情をどの程度ご存じなのかは承知しておりませんが、このうちの1団体につきましては、現在の所管とは長くお付き合いをさせていただいており、当時の代表並びに現代表とも幾度か面談の機会はありましたが、この件に関する事後の要求は一切なく、貴会とは異なるご理解だったと認識しています。一方の団体につきましてはご連絡が以降ありませんが、要望書には「・・・十分に時間をかけてご検討される様に要望します」とありますので、状況に大きな乖離がないことによる静観と拝察しています。
 貴会におかれましては要望書提出後の令和2年10月30日に来館された際にも回答などの要求がありませんでしたので、上記1団体と同様面談内容でご理解をいただいたものと考えていました。質問書はその後郵送されてきましたので、それに対する回答により代替させていただけるものと認識した次第でございます。

6について
 アースハンモック(十勝坊主)につきましては、空港敷地内を含め現在も研究者により調査が継続していることを承知しており、紀要刊行(2020)後の短い期間におきましても理解の更新を必要とする成果があったように伺っています。当該敷地内の文化財に関する今後の学術的評価につきましては、調査研究の結果並びにそれに対する研究者間の議論を踏まえたうえでの検討が必要と考えています。文化財の評価は一般的に、定着を見定めるための時間という審査も必要だということをご理解いただきたく存じます。

【付記】
 学術的な用語を新しく命名する際には、一般的に対象物の特徴や属性を明らかにして定義付けをするとともに先行事例の検証や体系的研究を参照し、各学術分野の命名のルールに基づいて行われるものと承知しています。
 十勝坊主の研究史を振り返る際の文献として引用されることの多い山田忍 (1959)「野地坊主と十勝坊主について (北海道におけるPatterned Groundに 関する研究第1報)」『日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号』では、「筆者が十勝で初めて見出したので、これに十勝坊主と名付けておいた・・・」とされ、「いまだ不明の点も少なくないが (中略)取敢えず研究成果について報告する」と続けています。また「ふくれ上がり様」のものを「北海道では俗に坊主と名付けているので、筆者も十勝で初めて発見したので、十勝坊主との名称を与えたが (以下省略)」とも記されています。さらに考察にあたる項目では「Patterned Groundはその種類も多くその分類、命名法などについても統一した見解はない」と記されており、山田先生は当時、Patterned Groundの一種である十勝坊主については在地の命名の慣習に従ったもので学術的なルールによるものでないとの認識があり、研究を進める上での便宜的な命名(仮称)だったと理解されます。
 共同研究者である田村昇市(1960)報告「粗粒火山灰土に見出される構造上について」『日本農芸化学会北海道支部、日本土壌肥料学会北海道支部、北海道農芸化学協会合同学術講演会講演要旨』では、苫小牧市発見の類似のものを十勝坊主ではなく樽前坊主と命名し、その後の論文「粗粒火山灰地に見出される構造上について―土壌凍結地帯における火山灰性土の特性に関する研究 (第3報)―」『日本土壌学肥料雑誌第34巻第3号』(1963)では「一応これに“樽前構造土"と名称を付した」とされています。細粒火山灰土地域で発見された道束の十勝坊主とは土壌条件が同一でないことから、「樽前坊主」あるいは「樽前構造土」とされたものですが、研究途上故に便宜的に命名されたことが理解できる内容であり、これらからも当時の先生方の考え方がうかがえます。
 1970年代以降、地形学研究の進展とともに、十勝坊主に代わって、earth hummock(アースハンモック)の使用が急増するようです(小疇ほか1974「ひがし北海道の化石周氷河現象とその古気候学的意義」『第四期研究第12巻第4号』など)。アースハンモックは芝塚あるいは凍結坊主と訳されていたようで(小疇ほか同上p178)、野上ほか(1978)「十勝平野における周氷河現象」『地団研専報 22十勝平野』では、十勝坊主を芝塚と言い換えて記述を進めています。著者名や発行所名などは省略しますが、他に「釧路市美濃のアースハンモック」『土木試験所月報316』(1979)、「北海道北部におけるEarth hummockについて」1979)、「根室半島におけるアースハンモックの形成環境と分布形態」『国士舘大学地理学報告6』(1997)、「別海町ケネヤウシュベツ川沿いのアースハンモック」『北海道地理73』(1999)、「北海道東部、別保別原野に分布するハンモック状地形」『地理学論集86』(2011)など、1990年代以降の道内関係の調査報告のほか、『寒冷地域の自然環境』(1984)、『北海道の自然史』(1991)、『日本の地形2北海道』(2003)、『第四紀学』(2003)や「寒冷地域の第四紀地表プロセスに関する研究動向と課題」『第四紀研究58巻第1号』(2019)などからも、地形学ではアースハンモックが学術用語として定着している状況が理解されます。答弁中の解説書とは、網羅的な記載となる事(辞)典の類ではなく、公式の名前とした現在の学術用語に即して使用されるこの種の概説書や総論などを想起して述べたものです。
 学術用語に関しましては、貴会主催の講演要旨(小疇 2018)では「学術用語ではアースハンモックとよばれ」と記述されているほか、小疇ほか(2017)による雪氷研究大会の発表要旨での「北海道東部の十勝平野には(中略)アースハンモック(通称:十勝坊主)が存在する」の記述、東京都市ヶ谷での講演要旨 (小疇 2019)「北海道十勝地方のアースハンモック」の記述、さらには2021年に行われた貴会主催の展示のパネルにある「地形学ではアースハンモックと呼ばれ」の記述などからも斟酌しています。
 尾形孝幸(2006)「日本に分布する小規模凍結マウンドの分類、定義とその問題点」『日本地理学会発表要旨集70』では、「地形学的な用語は、形成プロセスが同質か異質かを判定したうえで決定されなければならない。つまり、形成プロセスがよくわかっていない地形に対して用いられる用語は仮のものとみなされるべきであろう」とされており、現在でも定義と命名方法の組み合わせの重要性が理解されますが、仮の名前としたのはこの認識にも則しています。一方で尾形先生は「アースハンモック=十勝坊主」と解釈するのは再検討が必要とも記しており、この考えを支持する研究者においては、アースハンモックで括らずに仮(通)称として使用される可能性はあると存じます。
 文献確認に関する疑義につきましては、これら関係文献の探索と内容の理解に努めているところであり、上記の説明にてご理解いただきますようお願いいたします。なお、貴会例示の『地形学辞典』(二宮書店 初版1981)や『地学事典』(平凡社 初版1970代)などは出版年が古いこともあり、当方の認識との相違がどのようなものであるかは分かりませんが、新版(1994)の地学事典につきましては、アースハンモックで説明がまとめられていると承知しています。
  

Posted by 十勝自然保護協会 at 15:09Comments(0)アースハンモックの保全

2022年12月24日

大樹町浜大樹海岸通りの植生破壊について大樹町からの回答

 2022年12月5日付の「大樹町浜大樹海岸通の海岸側に見られる植生破壊に関する要望書」に対し、大樹町から以下の回答がありました。

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樹 住 民 第 806号
令和4年12月13日


十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御 史 様
              佐藤 与志松 様

大樹町長 酒森 正人


「大樹町浜大樹海岸通の海岸側に見られる植生破壊に関する要望書」に対する回答について
 令和4年12月5日付けで要望のあったこのことについて、次のとおり回答いたします。



要望:浜大樹海岸通で重機による植生破壊があったため、「車両進入禁止」の検討をお願いしたい。
回答:「車両進入禁止」の看板を設置し、周辺の植生を傷付けないよう注意喚起を行いました。
 また、土地の管理者は、十勝総合振興局 産業振興部 調整課となります。
 町から調整課に現状について伝えたところ、ロープによる規制、看板の設置を実施すると伺っております。
今後につきましても、土地の管理者と連携して、植生破壊がされないよう対策を行っていきたい と考えています。
(住民課住民活動係:6-2116)

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:55Comments(0)十勝海岸の自然

2022年12月24日

浜大樹海岸通りの海岸側植生破壊に関して大樹町長に要望

 浜大樹海岸通りの海岸側植生破壊については10月26日に大樹町住民課住民活動係に善処をも申し入れしましたが、大樹町長にも以下の要望書を送付しました。

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2022年12月5日


大樹町長  酒森 正人 様

十勝自然保護協会 共同代表  安藤 御史
佐藤与志松


大樹町浜大樹海岸通の海岸側に見られる植生破壊に関する要望


 当会は2021年1月19日付で通称浜大樹海岸通の海岸側において地表面が剥がされるなどの植生破壊が見られる「除雪」が行われていたことで貴庁住民課住民活動係に書面で連絡し、警告の看板を立てるなどの処置をいただきました。
 しかしながら、その後もこの場所では車両の進入による破壊が見られ、本年10月16日に当該地を訪れた時には、新しいタイヤ痕・キャタピラ痕が広く見られ、植生が剥がされたような状態になっておりました。このままでは当該地全域が裸地状態になってしまう恐れがあることから、再び住民課住民活動係に書面で連絡したところ、直ちに警告の看板が立てられました。素早い対応に感謝申し上げます。
 しかし、その後も車両の進入を示す痕跡が見られ、積雪期に向かってさらなる被害が予想されます。
 当該地は、北海道の「保全を図るべき自然地域」の「すぐれた自然地域 19 十勝海岸」に該当する海岸草原の一部です。浜大樹海岸段丘草原には多数の植物種が生育し、重要種やこの場所を特徴づけるガンコウランも分布し豊かな景観を作っています。
 貴職におかれましては、射場建設等に関わる当会の各種要望に対し、海岸地域の自然の貴重性を十分にご認識なされ、大切になさるとの立場を何度も表明されております。
 つきましては、当該地の植生が十分に回復するために「車両進入禁止」をぜひ検討なさっていただきたくお願いいたします。
 担当部署にはすでに送付していますが、写真や資料などを添えてお伝えいたします。
 10月21日に北海道十勝総合振興局保健環境部環境生活課自然環境係にも同趣旨を伝えております。
 よろしくご検討くださいますようお願いいたします。
  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:49Comments(0)十勝海岸の自然

2022年11月15日

浜大樹海岸通の海岸側植生破壊についての申し入れ

 2022年10月、大樹町浜大樹海岸通の海岸側に車両の進入による広範囲の植生破壊が見られました。昨年に引き続くものです。当会は10月26日大樹町住民課住民活動係に下記の申し入れ書を破壊状況の写真と該当地に見られる植物リストを添えて提出しました。これについて住民活動係は該当地に「この周辺は北海道の『保全を図るべき自然地域』に指定された重要な地域です」との警告板を立てました。

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大樹町浜大樹海岸通の海岸側に見られる植生破壊について善処の申し入れ


 当会は2021年1月19日付で通称浜大樹海岸通の海岸側において植生破壊が見られる除雪が行われていたことで貴職に書面で連絡し、警告の看板を立てるなどの処置をいただきました。
 しかしながら、その後もこの場所では車両の進入による破壊が見られ、本年10月16日に当該地を訪れた時には、新しいタイヤ痕・キャタピラ痕が広く見られ、植生が剥がされたような状態になっておりました。10月初めには見られなかったとの情報もありますので、最近の出来事と思われます。このままでは当該地全域が裸地状態になってしまう恐れがあります。
 当該地は、北海道の「保全を図るべき自然地域」の「すぐれた自然地域 19 十勝海岸」に該当する海岸草原の一部です。浜大樹海岸段丘草原には多数の植物種が生育し、重要種やこの場所を特徴づけるガンコウランも分布しています。
 直接お伺いして説明させていただくのがよろしいかと思いますが、とりあえずは写真や資料などを添えてお伝えいたします。
 10月21日に北海道十勝総合振興局保健環境部環境生活課自然環境係にも同趣旨を伝えております。
 ご多忙とは存じますが、調査の上、善処されたく存じます。
以上

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:53Comments(0)十勝海岸の自然

2022年11月13日

帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財保護行政についての質問

 当会は帯広市議会に「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する陳情書」を提出しました。陳情は経済文教委員会に付託されましたが、その審議における市の文化財担当者の発言に関して、以下の質問書を送付しました。

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2022年11月5日


帯広市教育委員会教育長  広瀬 容孝 様

十勝自然保護協会共同代表  安藤 御史
佐藤与志松



帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財保護行政についての質問

 当会は、2020年10月5日付で貴職宛に「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する要望書」を提出いたしました。以降、これに関し、貴職との間で文書のやり取りがありました。
 2020年12月5日質問(同年12月24日回答)
 2021年2月17日再質問(同年3月23日回答)
 2021年5月21日再々質問(同年6月1日回答)
 そのなかで「当該案件に関する公開データと同種の北海道指定文化財との関り等から、市教育委員会としては文化財審議委員会に諮問するには至らない段階と判断」しているとの回答(2021年3月23日付)があり、当会はその意味と根拠を求めましたが、具体的な回答はありませんでした。
 当会は、2021年12月8日付で帯広市議会あてに「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する陳情書」を提出いたしました。陳情は経済文教委員会(以下、委員会という)に付託され、審査が2022年1月14日、2月18日、5月25日に行われました。そして、陳情は不採択になりました。
 本書面は、委員会で委員の質問に答えた文化財担当者の発言・説明には問題があるものが多く、その真意を質すものです。また文化財保護行政についても質問いたします。なお、発言は「帯広市議会議事録」より引用しています。
 ご多忙のところ誠に恐縮ですが、包括的な回答ではなく各項目について、12月7日までにご見解をいただきたくお願いいたします。



1 「公開データ」紀要論文について
 2月18日の委員会において、委員が、本案件に関する市教委の判断、文化財としての今日的評価を問うなかで「公開データ」「同種の北海道指定文化財」について取り上げましたが、それは当会と貴職との文書のやりとり(2021年5月再々質問、同6月回答)では全く回答されなかった部分で、委員会でやっと発言がありました。
 「公開データ」とは、帯広百年記念館紀要論文『帯広市泉町のアースハンモック(十勝坊主)』(No 38, 2020年3月)とのことが明確になりました。しかし、これについての文化財担当者の以下の答弁(以下、枠内。一部省略)は、看過できないものです。
…出されている根拠の文献などですけれども、それから実際に陳情者の方が理由として言われているものがなかなか導き出せないと、もう少し明確な数値、比較できる数値をいただきたい…。
…幾つかにつきましては、必ずしもその内容が、正しいものかどうかというのは疑われるところがございまして、もう少し検証が必要かなと考えているところでございます。

 この点について、5月25日、同じ委員が「明確な数値、比較できる数値」、「内容が正しいかどうか疑わしい」とは具体的に何を指しているのか質され「陳情における根拠を明示すべき数値」「陳情内容と陳情内容と公開データ及び公開データ間の内容不一致」について、さらなる具体性を問われ次のように答えています。
…調査の結果、敷地内に数千個あると記されてますけれども、ちょっと漠然としてるというところ。それから、その数値が公開データのほうからどうやって出されたのかよく分からないというところです。また、以平という地域名と十勝坊主の分布に関係があるというような説明をされていましたけれども、これは誤解を生じるところもあるかなと考えているところでございます。

 しかし、この「見解」は、陳情書と同趣旨の貴職宛「要望書」(2020年10月5日付)に対しても明らかにされず、以降、当会と貴職との文書のやりとり(2021年5月再々質問、同6月回答)では全く回答されなかった部分で、委員会での発言で初めて知ることになりました。
 委員会での文化財担当者の答弁も極めて曖昧で具体性に欠けるものです。文化財担当者の委員会で発言、すなわち、①「もう少し明確な数値、比較できる数値をいただきたい」、②「その内容が、正しいものかどうかというのは疑われるところ」③「その数値が公開データのほうからどうやって出されたのかよく分からない」について明確な説明を求めます。

2 「同種の北海道指定文化財」について
 2月18日の委員会において、委員からは、「既存の畜大構内の北海道指定天然記念物のほかにもうひとつ同種の文化財を指定することで、どのような影響があるのか?」「指定文化財として2つは要らないということなのか」という質問がありました。
 当会は、この点について書面のやり取りで問いただしていますが明確な説明がなかったものです。
 委員の質問に対して次のように答えています。
 そのお答えをする前に、やはり文化財、記念物はいろいろあります。そのほかにもいろいろ重要だというものもありますので、じゃあ果たして同じものだけを2つ指定することになるのか、それがほかの方々に理解していただけるのかというところも、少し考えていかないといけないところなんじゃないかなと考えているところでございます。

 具体的な回答とは言えないものです。5月25日、同じ委員が同趣旨の質問を繰り返して聞いており、次のように答えています。
…当然市民の皆様が十分に納得するような説明というのが必要になってきます。そうでありますが、現状ではそれができるのかというところの懸念がございます。

 「現状ではそれができるのかというところの懸念」とはどのようなものなのか、明確な説明をお願いいたします。

3 「十勝坊主」の名称、全国的な分布について
 5月25日の委員会において、委員から「十勝坊主という名称は、全国的に使われているものか」について問われ、文化財担当者は次のように答えています。
 十勝坊主の名前は、最初に関心を持たれた帯広畜産大学の先生によりつけられました仮の名前でして、それがそのまま使われているということでございます。一般的にはアースハンモックという名前で認知されているというところでございます。
 御質問につきましては、十勝坊主の名前が地学の解説書などで公式の名前として使用されてるものを私は承知してしておりませんので、ほぼ管内だけに限られると思われます。(原文のママ)

 「帯広畜産大学の先生」とは山田忍教授のことでしょう。氏の論文「野地坊主と十勝坊主について」(日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号,1959年)のどこに「仮の名前」との記載があるのでしょうか。根拠をご提示ください。また、「十勝坊主の名前が地学の解説書などで公式の名前として使用されてるものを私は承知してしておりませんので、ほぼ管内だけに限られる」と発言していますが、十勝坊主は地形学辞典(二宮書店)や地学事典(平凡社)に掲載されています。本当に各種学術辞典・事典その他学術誌を確認なさったのでしょうか。ご説明ください。質問した委員はこの答弁に納得しており、審査に重大な影響を与えるものです。
 また、同じ委員の「全国的にはどのような分布状況なのか」との質問に対し次のように答えています。
 本州や九州などでも気温が低い標高が1,000メートル以上の場所での分布は確認されております。平地では青森県下北半島までと承知しております。

 当会は、この説明は「本州や九州などでも気温が低い標高が1,000メートル以上の場所」であればどこにでもあるかのような誤解を与える不十分なものと考えます。この発言の根拠をご提示ください。

4 文化財審議委員会について
 1月14日の委員会において、委員から、「意見交換、話し合い…じかに話し合う」「諮問云々は別にして…議論する場を設ける考え」について問われ、文化財担当者は次のように答えています。
…必要なときが来れば、それは検討してまいりたいと思います。

 これについて委員からは「今、まさに必要なとき」との意見がありました。
 また、5月25日の委員会において、別の委員から、文化財審議委員会のメンバーに関わり「例えば外部からのサジェスチョンといいますか、そういうものを受けた上で、例えばどこに出しても公平な審議というのが進められるのかどうか」と問われ、文化財担当者は次のように答えています。
その場合は、審議委員の皆様がそういう場が必要だというふうな判断をされれば、そういう方がすぐに探し出せるかどうかというのはちょっと別ですけれども、そのようなことも可能かと思います。

 貴職は、委員会の審査を通じ、各委員から指摘された要望について、今後どのように対処していこうとしているのか、ご説明ください。

5 文化財情報の収集について
 帯広市のホームページに「帯広市の国・道・市 文化財」というサイトがあります。
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/bunka/rekishi/bunkazai/index.html
 そこには次のような案内があります。
文化財・史跡 物件についての情報をお待ちしています
帯広市内の文化財や史跡など、歴史的価値の高い物件についての情報をお待ちしています。
いただいた情報は、今後の文化財保存・活用などの検討にあたってのデータといたします。
ご存知の物件がありましたら、下記のいずれかの方法にてご連絡ください。
1 文化財・史跡 物件連絡票を印刷し、必要事項を記入の上、郵送・ファクスまたはご持参ください。
2 お電話にてご連絡ください。
3 下記のフォームにてご連絡ください。

 2020年10月に、市教委に対して当会・十勝の自然史研究会・市民フォーラム十勝の3団体が個別に空港十勝坊主保存(指定文化財)の要望書を提出しました。3団体のそれぞれの要望は、上記ホームページのような方法を経ているものではありませんが、「必要事項」にある文化財・史跡についての「物件の名称」「物件の所有者」「物件の所在地」「物件の歴史的背景や概要」などに相当するものを記載しております。
 しかし、どの団体に対しても何の対応もありませんでした。
 当会が、その後、貴職へ質問書を送り、やりとりをすることによって初めてこれらの要望の取り扱いの状況が一定程度分かったのであって、結局、市教委からはどの団体へも要望に対する説明は何もなかったのです。
 さらに、2021年8月の文化財審議委員会では、議事録によれば、審議会委員に対して経過説明や「現状では北海道エアポートや市長部局からの同意が得られる見込みがないことから、審議委員会の場において指定にかかる議論はできない旨を説明した。」とあり、審議会委員から「同意を得られる見込みがない」ことについて詳細を求められ説明していますが、その内容は2021年6月までの当会との文書のやりとりでは説明されておらず、そのような理由(状況の把握)だったのかとこの議事録で知った次第です。
 その他、今回の3回の審査によって初めて要望の取り扱いの状況が分かったことが多く、このことは要望をしている3団体に対して不誠実であり極めて問題であると言わざるを得ません。
 「市民からの情報」に対して実際にどのような対応が行われているのでしょうか。ご説明ください。

6 市教委の姿勢について
 当会は、2020年10月以降のやりとりの中で、回答の文書には「…適切に評価する」「…確認する」「…検討する」という言葉が多数出てきます。また、委員会答弁でも「…慎重に議論する必要がある」「調査が進んでいない」などとの発言もあります。主語・主体は市教委であるはずです。しかし、実態としては市教委自らがそのような行動を積極的にやっているのか、見えません。
 それは、空港開発事業の現実的な見通しが立たないなか、市も市教委も『具体的な整備計画がわかるまで何もしない』という内容の答弁に如実に表れていると思います。
 当会は、当該地形の文化財としての評価を求めていますが、積極的な立場で検討していただくことを改めてお願いするものです。ご見解をいただきたくお願いいたします。
以上

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:59Comments(0)アースハンモックの保全

2022年11月13日

LC-1射場の整備、滑走路の延伸に関する要望への回答

 2022年10月22日付の「LC-1射場の整備、滑走路の延伸に関する要望」に対し、大樹町から以下の回答がありました。

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樹企商第 382号
令和4年11月2日


十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御 史 様
              佐藤 与志松 様

大樹町長 酒森 正人


 「LC-1射場の整備、滑走路の延伸に関する要望」に対する回答について
2022年10月22日付けで要望のあったこのことについて、次のとおり回答いたします。



1 LC-1射場の拡張整備について
 LC-1射場は、ロケットの飛行安全や地上安全の確保が必要であることから、既存法令に基づく保安距離等を満たした施設整備が前提となりますが、当町は、自然環境と共生する射場の整備を目指 しておりますので、これまで同様、周辺環境に配慮した事業計画策定に努め、自然環境と共生が図られるロケット射場整備を検討していきたいと考えております。
 整備にあたっては環境影響を予測・評価する必要があるため、今年度は春期環境調査を行い、周辺植生等を事前に把握することで、環境に配慮した射場整備について検討してまいります。なお、先に提供依頼のあった植生調査票について、今回は重要種の調査であり調査会社に提出を求めていないため、その他関係書類のみ提供させていただきます。
 樹木伐採については、西側道路を基本設計時に計画していた直角から斜めに角度をつけることで、伐採範囲を最小限とするよう計画の見直しを検討しているところです。
 比較的密に生育が確認されているガンコウランについては、LC-0東側の轍付近に移植を行ったところであり、伐採材保管場所については下草刈りのみ行う計画で検討しております。
 また、道路は砕石舗装とし、電線は埋設する予定としております。
当町では前述のとおり、自然環境と共生が図られるロケット射場整備を今後も検討してまいります。

2 フェンスの設置方法について
 LC-1射場のセキュリティ環境は、国からの射場認定を受けるために重要なものと考えております。そのため、門扉およびフェンスを設置しますが、ご提案のフェンスの設置方法については、事業費が大きく増加すること、既存のLC-0射場は施設運用上、設置されていたフェンスを撤去していることから難しいと考えております。
 御協会やその他団体による観察会等は事前に連絡いただければ、これまで同様行えるよう対応していきたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたします。

3 現滑走路の東側延伸について
 先にお伝えしているとおり、現在詳細設計を行っているところであり、基本設計どおり工事を行うかは未定となっております。
 滑走路の延伸につきましても、LC-1射場の整備同様、周辺環境に配慮した整備を検討してまいります。

(企画商工課航空宇宙推進室)



  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:47Comments(0)大樹町航空宇宙開発

2022年11月13日

LC-1射場の整備、滑走路の延伸に関する要望

 大樹町長に、LC-1射場の整備、滑走路の延伸に関する要望書を送付しました。

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2022年10月22日


大樹町長  酒森 正人 様

十勝自然保護協会 共同代表  安藤 御史
佐藤与志松


LC-1射場の整備、滑走路の延伸に関する要望


 LC-1射場の整備について、9月21日、当会役員が貴町担当職員と面談し詳細設計図面により説明を受けました。その際、当会の要望を口頭で伝えましたが、その後開催された役員会での検討を踏まえ、改めて書面にて要望いたしますので、ご検討いただきたく存じます。ご多忙とは存じますが、11月22日までにご見解を回答くださいますようお願いいたします。

1.LC-1射場の整備について
 すでに当会は何度も強調していますが、当該地区のカシワ林は、浜大樹より連続する自然度の高い長なもので、北海道でも貴重なカシワ海岸林であり、北海道も「北海道自然環境保全指針」において「保全を図るべき自然地域(すぐれた自然地域)」に指定しています。また、カシワ林周辺の海岸側には多くのガンコウラン群落があり、これも上記の北海道自然環境保全指針の中で他の海岸植生とともに保全が求められているところです。
 残された植生の保全、景観の保全のために以下の要望をします。
(1)道路の曲がり角を曲線化して、カシワ林の開削を最小限にすること(図参照)。
(2)機材や伐採木を置くなど工事終了後には使用しない作業関連のみのカシワ林開削部分については、カシワは伐根から萌芽する可能性が高いことから根株を損傷しないようにすること。
(3)道路面は透水性に配慮すること。指令所への道路のように木材チップの敷設も考慮すること。やむを得ない場合、砂利敷きかあるいは透水性のアスファルトにすること。
(4)電柱は敷設しないこと。
(5)環境調査で指摘されている植物重要種は、移植先が決まっているホソバナソモソモ以外の9種についても相当する環境への移植を検討すること。また、浜大樹海岸の植生を特徴づけるガンコウランについては、東側海岸段丘の車両でできた裸地など周囲に同種が生育している場所への移植を考慮すること。
 なお、立ち入り規制について、門扉を設置して一般車両を規制することには異議はありませんが、徒歩による東側海岸段丘、河口周辺の観察等の規制には反対です。計画ではフェンスは門扉より海岸までに延びていますが、フェンスを設置するならば、門扉からは緊急避難道路沿いにして、LC-1射場施設およびMOMO射場(扇形面)を囲む形のものにしていただきたく存じます(図参照)。

2.現滑走路の東側延伸について
 先の面談においては「基本設計どおり延伸工事を実施するかは、現在のところ未定」とのことでした。当会は引き続き、上記の観点から、カシワ海岸林の伐採をせず、西側にのみ延伸すべきことを要望いたします。
以上

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:42Comments(0)大樹町航空宇宙開発

2022年09月09日

シンポジウム『十勝海岸の自然を考える ~湿地・湖沼・海岸線の現状と将来~』(第5回)のご案内

シンポジウム『十勝海岸の自然を考える ~湿地・湖沼・海岸線の現状と将来~』(第5回)

 道東海岸線の一角を占める南北に長い十勝海岸は、貴重な自然海岸線と海岸湖沼・湿地が残り、生物多様性保全の面からも重要な位置にあります。
 現状と課題を整理しその重要性を広め貴重な自然を継承していくことを目的に、道内外のさまざまな地域で調査研究している方々に湿地・湖沼などの貴重さを語っていただき、「いま十勝海岸はどうなっているのか?」「どう保全していくべきなのか?」を多方面から考える場として、シンポジウムを開催いたします。
 2016年から毎年度開催し、この2年ほどは新型コロナの影響で開催できませんでしたが、今回で第5回となります。第5回のテーマは、公的な保全の一つの選択肢として「ユネスコエコパーク(生物圏保存地域:BR)」について取り上げます。


日時 2022年9月23日(金・祝) 13:30~15:30(13:00開場)

会場 帯広市とかちプラザ視聴覚室(2階)

参加費 500円(大学生以下無料) *申し込み不要

講師
朱宮丈晴氏(日本自然保護協会生物多様性保全部主任)
 「ユネスコエコパークを活かした生物多様性保全と地域の取り組み」

室瀬秋宏氏(日本野鳥の会十勝支部長)
 「十勝川下流と太平洋岸湿地湖沼群の野鳥」

持田誠氏(浦幌町立博物館学芸員)
 「植生の保全から考える十勝海岸」
  

Posted by 十勝自然保護協会 at 20:01Comments(0)講演会・学習会 等