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2016年10月02日

「当縁湿原とその周辺の自然環境の保全に関わる要望書」への回答

 9月17日付けの大樹町長への要望書に対し、以下の回答がありました。

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樹 住 民 第552号
平成28年9月29日


十勝自然保護協会
 共同代表 安 藤 御 史 様
        佐 藤 与志松 様

大樹町長 酒 森 正 人


「当縁湿原とその周辺の自然環境の保全に関わる要望書」について(回答)

 2016年9月17日付けで送付のありましたこのことについて、次のとおり回答いたします。

 十勝自然保護協会事務局長様、事務局次長様には2度にわたり当町へお越しいただきご指導賜りまして誠にありがとうございました。
 懇談の中で、当該地の植生等について詳しく説明いただき、当方の不案内な点が多々あることを改めて認識した次第であります。
 この度ご要望のありました4点について回答させていただきます。

1 当縁湿原とその周辺の自然環境の貴重性は認識しております。今後益々活発になると予想される当町での「宇宙のまちづくり」の可能性を複数の面から検討するために、その一部として、自然環境面での調査業務を行うよう予算を提案する予定であります。大規模な調査については時間を要しているところです。
 今回指摘のあった点につきましては、当該地域の植生に詳しい専門家の意見を聞きながら取り進めてまいりたいと考えております。
2 インターステラテクノロジズ株式会社(以下、IST社)の仮設場所候補地につきましては、当該地域の植生の詳しい専門家の意見を聞きながら進めてまいりたいと考えております。検討経緯については通常業務として記録保存されるものと考えております。
3 仮設の「打ち上げ指令所」「レーダータワー」につきまして、一般社団法人日本航空宇宙工業会によって定められた「ロケット打上げに関するガイドライン」に則り、当該地域の植生に詳しい専門家の意見も踏まえ、IST社と協議して参りたいと考えております。
4 IST社との協定につきましては、当町から示した案を元にしたロケット打上げや、それに係る実験を安全かつ円滑に進めるための原則を定めたものです。安全実施という目的のための協定書であり、仮設場所を特定するものではありません。また、本要望書をいただく前に締結済みでありますのでご了承くださいますようお願い申し上げます。
(住民課住民活動係:6-2116)


  


Posted by 十勝自然保護協会 at 22:14Comments(0)大樹町航空宇宙開発