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2020年07月29日

一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線の新規開削中止を求める要望書に対する回答

 5月22日付で送付した「一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線の新規開削中止を求める要望書」に対し、北海道知事から以下の回答がありました。

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道 路 第 187 号
令和2年 (2020年 )7月 17日


十勝自然保護協会
共同代表 安藤 御史  様
     佐藤 与志松 様

北海道知事  鈴木 直道
(公印省略)


一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線の新規開削申止を求める要望書 (回答)
 平素より、北海道の建設行政について、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 さて、2020年5月22日付けの貴協会からの要望に関し、当該道路整備の防災上の必要性等について、下記の通り回答いたします。



 一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線 は、有識者や行政機関などで構成する雌阿寒岳火山防災協議会が策定した「雌阿寒岳火山防災計画」において、避難道路として位置づけられており、火山噴火災害時のオンネトー周辺からの避難車両や避難誘導を行う警察、消 防などの車両の通行を確保する重要な役割が求められています。
 しかしながら、現道の未改良区間は、砂利道で幅員が狭く、急カーブ、急勾配の箇所が多 数存在するなどの課題を抱えており、雌阿寒岳の噴火に備えるためにも、早急な整備が必要 と考えています。
 また、当該計画区間の一部は、阿寒摩周国立公園内に位置し、優れた自然環境を有していることから、道路整備にあたっては環境への配慮が必要と考えております。このため、動植 物の専門家などで構成するワークショップを開催し、周辺自然環境への影響や必要となる保全措置などについてご意見を伺いながら、道路整備の検討を進めています。
 引き続き、こうした取組を行いながら、自然環境に配慮した適切な道路整備に努めてまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
 なお、貴協会からご提案のありました立ち入り禁止体制の強化や噴石シェルターの設置については、雌阿寒岳火山防災協議会の中で議論されるものと考えております。

連絡先:道路計画係     
TEL:011-231-4111(代表)
内線:29-218        
FAX:011-232-6329    

  


Posted by 十勝自然保護協会 at 16:01Comments(0)モアショロ原野螺湾足寄停車場線