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2021年08月12日

更別湿原のヤチカンバ保全に関し更別村教育委員会より回答

 7月8日付の『北海道指定天然記念物「更別湿原のヤチカンバ」保全についての質問と要望』に対し、更別村教育委員会から以下の回答がありました。

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更  教  号
令和3年8月4日


十勝自然保護協会
共同代表 安 藤 御 史 様
     佐 藤 与志松 様

更別村教育委員会  
教育長 荻 原 正

北海道指定天然記念物「更別湿原のヤチカンバ」保全に関わる質問要望書への回答について

2021年7月8日付け標記質問要望書について、下記のとおり回答いたします。


1 2020年2月の質問書に対する回答以降の進展等について
①指定地域内の雑種についての専門家による調査について
・前回回答時と同様、専門家による調査までは実施できていません。
②指定地域内の乾燥化、ヤマナラシ・ミヤコザサ・オオイタドリなど他種の繁茂への対策について
・2020年に指定地内のオオイタドリ分布域内外の方形区においてヤチカンバの生育個体数調査を実施しました。調査結果から、オオイタドリ優占域に設置した方形区の生育個体数が、2004年の調査時よりも大幅に減少していることが明らかになりました。この結果から、現況のヤチカンバ生育状況を把握することが喫緊の課題と考え、今年度には2004年以来17年ぶりに指定地全域のヤチカンバ分布調査を実施しております。今後は、この結果を踏まえて対策の検討を進めてまいります。
・対策の実施に向けた具体的なスケジュールは未定です。ヤチカンバの生育個体や生育環境、他の植物等に悪影響を及ぼさぬよう、慎重に検討を進めてまいります。
③専門的な有識者による組織の立ち上げについて
・前回回答時同様、組織化できておりません。しかし、専門的な見地からの指導・助言や調査の必要性については変わらず認識しており、既に検討委員会を組織している別海町教育委員会と連絡を取り合い、有識者との連携方法を模索しております。
④指定地内の十勝坊主群の保全及び啓発活動について
・前回回答時より特に状況は変わっておりませんが、十勝坊主などの知識を広く周知するということは、教育的な観点でも有意義なことと考え、この度、貴協会の展示会へご協力させていただく次第です。
2 指定地に設置している看板への掲載内容の追加について
・ヤチカンバの貴重さや特徴など、広く住民や来訪者に知らせることは必要なことと考えます。昨今はインターネットやス マートフォンの普及など、情報発信の方法も多岐にわたりますので、方法も含め今後も検討してまいります。

(社会教育係)

  
タグ :ヤチカンバ


Posted by 十勝自然保護協会 at 20:59Comments(0)ヤチカンバ保護問題

2021年08月12日

道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線に関する質問に対し環境省から回答

 6月9日付の「道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線に関する質問」に対し、釧路自然環境事務所から以下の回答がありました。

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事  務  連  絡
令和3年7月26日


十勝自然保護協会
 共同代表 安藤 御史 様
      佐藤 与志松 様

釧路自然環境事務所長 田邊 仁


 平素より、自然保護行政の推進にあたり、多大なるご理解とご協力をいたたき、誠に感謝申し上げます。6月14日付けで接受した「道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線に関する質問」に対し、以下のとおり回答します。



(1)
①ご存知のとおり、平成27年度の中央環境審議会で事業の決定規模の変更を諮問したオンネトー線道路(車道)は雌阿寒岳山頂河口域から3km付近にあり、雌阿寒岳火山防災協議会が作成した雌阿寒岳火山防災計画において避難経路に位置づけられています。当時から現在に至るまで、大部分が未舗装路であり、カーブの連続による視距不足や狭隆な幅員のため、対向車との交差が困難な状況です。環境省としても、防災上の観点から避難経路としての機能を持たせる必要性を認識し、このことから、オンネトー線道路(車道)事業の決定規模を変更することで当該区間を公園事業道路に位置づけるべく、諮問しました。

②オンネトー線道路 (車道)事業の決定規模を変更する検討にあたっては、前田一歩園財団発刊の「阿寒国立公園の自然1993」をはじめとした文献を参考にしました。

③第1種特別地域であるオンネトーの風致および原生的な自然環境を維持するため、湖岸付近については拡幅および線形の改良は極力行わず、現道の舗装程度にとどめる方針としています。

④ご質問の「現在の北海道案」が、令和 3年3月23日に示されたものと同一か分かりませんが、環境省がオブザーバーとして出席した令和3年3月23日開催の「一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線モアショロ原野地区の環境影響に関するワークショップ」では、これまでの自然環境調査の結果を踏まえ、第2種特別地域ではなく、国立公園区域外に新設する計画案となっていました。最新の計画路線の詳細については、事業者である北海道にご確認いただければと思います。

(2)
国立公園満喫プ ロジェクトでは国立公園の「ナショナルパーク」としてのブランド化を目指し、訪日外国人を惹きつける取組を計画的、集中的に実施しています。本プロジェクトでは「最大の魅力は自然そのもの」をコンセプトに考 えており、今ある自然を生かしつつ、高品質・高付加価値のインバウンド市場を創造するという観点を重視しています。オンネトー湖岸の静かな環境は国立公園の利用の観点からも重要な資源であるため、当該路線の拡幅については想定されていません。
  


Posted by 十勝自然保護協会 at 20:51Comments(0)道路問題