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十勝自然保護協会 活動速報

2021年06月11日

大樹町海岸の自然環境の保全に関し質問・要望書を送付

 大樹町海岸の自然環境の保全と「北海道スペースポート」に関し、大樹町長に以下の質問および要望書を送付しました。

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2021年6月9日


大樹町長  酒森 正人 様

十勝自然保護協会共同代表 安藤 御史
佐藤与志松


大樹町海岸の自然環境の保全と「北海道スペースポート」に関わる質問と要望

 当会は貴職に対しここ数年にわたり、大樹町海岸の自然環境の保全について要望書を提出してきました。とくに2020年1月、「大樹町多目的航空公園を活用した地域活性化方策及び施設設備検討調査並びに環境影響評価の実施業務」が公表されて以降、当会は同年4月22日付要望書で、L1射場整備案、現滑走路の延伸案、L2射場計画について、自然環境保全の立場から意見を述べ、また、道教委による埋蔵文化財調査後の同年6月28日付申し入れ書では、L1射場整備案についてカシワ林伐採をせずに元防衛省使用地跡を中心にするべきなど詳細な要望を述べてきたところです。
 「北海道スペースポート」に関わる昨今の状況を踏まえ、当会役員が担当職員の皆様と面談し、説明をうかがっているところですが、下記の点について、改めて書面にて質問いたします。また要望を提出いたします。
 誠にご多忙と存じますが、6月30日までに回答いただきたくお願いいたします。

1 インターステラテクノロジズ(IST)社の失火に関して
 IST社は、4月13日、15日の2回にわたって、燃焼実験の際に実験場周辺の草地を焼失しました。焼失範囲は130mほど離れた湿原周辺にまで及んでいます。植物はササなどの枯れ葉が多くほとんどが芽生えの前で乾燥状態であり、強風にもかかわらず実験を強行したことは許されるものではありません。被害は、とくに木本類(ハマナス、ガンコウラン、ヤチヤナギなど)に見られ、多くは本年の生育が困難と思われます。実験場を貸与している町として、町有地に被害を与えたIST社に対して、どのように責任と今後の対策を求めたのでしょうか。また、IST社はどのように対応したのでしょうか。ご説明いただきたくお願いいたします。

2 「北海道スペースポート」整備計画に関して  
① 貴町の本年度予算の整備業務費2277万円は、L1射場拡張と滑走路延伸のための環境調査費であり、カシワ林を対象にしているとのことですが、調査範囲と調査期間をご教示ください。
② 2020年度には、L2射場の第4案について環境調査を行うとのことでしたが、結果が出ているのでしたらご教示ください。
  

Posted by 十勝自然保護協会 at 22:22Comments(0)大樹町航空宇宙開発

2021年06月11日

道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線に関し質問書を送付

 北海道が拡幅整備を計画している道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線に関し、釧路自然環境事務所に以下の質問書を送付しました。

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2021年6月9日


環境省釧路自然環境事務所長 田邊 仁 様

十勝自然保護協会共同代表 安藤 御史
佐藤与志松


道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線に関する質問


 現在、道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線のモアショロ原野地区において、北海道は拡幅整備計画に基づき、自然環境調査及び懇談会・ワークショップなどを行っております。
 北海道の事業計画に関し、環境省の関わりについての以下の質問にお答えいただきたくお願いいたします。
 ご多忙とは存じますが、6月30日までに回答をいただきたくお願いいたします。

(1)本事業は阿寒(摩周)国立公園内を通ることから、平成27(2015)年12月22日、環境省中央環境審議会自然環境部会自然公園等小委員会(第31回)において、「オンネトー線(車道) 事業の変更」として審議されています。
①どのような経緯で本件が諮問されたのでしょうか。
②「拡幅部分は、シラカバ等二次林であって、特に保護の必要な希少種等の生育・生息は確認されておりませんが…」と説明がなされていますが、実態はシラカバだけではなくダケカバ・ウダイカンバなどが多く、また、アカエゾマツ・トドマツが主要であり、正確な説明ではないのではないでしょうか。どのような知見を根拠にしたのかご教示願います。
③「オンネトー線」の湖岸付近については変更がなされていませんが、その理由をご教示願います。
④諮問の対象になった道路は現道ですが、現在の北海道案は現道を外れ、第2種特別区域の中核部に入っています。施工方法等以前の問題とならないでしょうか。
(2)オンネトーは「満喫プロジェクト」のエリアの一つとなっています。今後のプロジェクトの展開状況次第で湖岸付近の拡幅を考えていないのでしょうか。
  


Posted by 十勝自然保護協会 at 22:15Comments(0)道路問題

2021年06月11日

日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に関わる再質問

 日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に関し、環境省北海道地方事務所に再質問書を送付しました。

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2021年6月9日


環境省北海道地方環境事務所長  安田 直人 様

十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御史
佐藤与志松


日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に伴う動きについての再質問書


 当会は、本年3月27日付で貴職あてに日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に伴う動きについての質問書を提出し、4月26日付(環北地国第 2104264 号)で回答をいただいたところです。
 5月21日、新設された帯広自然保護官事務所の自然保護官と面談し、当会の国立公園化に対する意見要望を伝えました。その点も踏まえ、以下に質問をいたします。

(1)自然保護官との面談において、「国立公園化にあたり区域の拡張を検討している」との説明があり、その観点は「国立公園にふさわしい資質」とのことでした。当該地域における「国立公園にふさわしい資質」について具体的にご教示いただきたく存じます。
(2)新しい国立公園の名称について、当会は2月13日付で環境大臣あてに「十勝の名称を入れる」ことには反対の要望書を提出しているところですが、以下の点について、お答えいただきたく存じます。
① 名称はどこが決定するのか。その法的な根拠は何か。
② 決定する過程はどのようになっているのか。その法的な根拠は何か。
③ 関係自治体連絡会議で名称が議題になるのか(なったのか)。
④ 自然保護団体を含め、さまざまな意見や要望をどのように聴取するのか。
⑤ 名称は案として公表され、国民の意見聴取を行うのか。
(3)回答では、『ビジョン』の骨子案は、「関係自治体連絡会議の結果を踏まえて作成し、協議会で提示する」とあります。もちろん、協議会が発足してからも議論はされるべきではありますが、骨子案作成の過程で、関係自治体以外のさまざまな団体や専門家から意見を聴取しないのでしょうか。

 ご多忙とは存じますが、貴職のご見解を6月30日までに回答くださいますようお願い申しあげます。
  

Posted by 十勝自然保護協会 at 22:11Comments(0)日高山脈

2021年06月05日

とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する再々質問書への回答

 5月12日付の「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する再々質問」に対し、以下の回答がありました。

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帯 教 百 第56号
令和3年6月1日


十勝自然保護協会
共同代表 安藤  御史 様
     佐藤 与志松 様

帯広市教育委員会
教育長 池原 佳一
(生涯学習部生涯学習文化室百年記念館担当)



 帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する再々質問について(回答)

 日頃より本市の文化行政にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。2021年5月12日付で送付のありました件につきまして、下記の通り回答いたします。



 帯広市指定文化財の指定に至るまでの判断につきましては、まず対象となる物件の 価値や範囲が明確になっていること等、適切に評価することが可能な条件が整えられているかどうかを確認する必要があります。
 また、帯広市にとって特に重要であるとの納得が多くの市民から得られるものであることを確認するために、さまざまな視点から検討する必要もあると認識しておりま す。ご質問等につきましてもそれらの一つでございますので、ご理解くださいますようお願いいたします。


      〒080-0846 帯広市緑ヶ丘2番地
      帯広市教育委員会生涯学習部生涯学習文化室百年記念館
      TEL 0155-24-5352
      FAX 0155-24-5357
  


Posted by 十勝自然保護協会 at 20:19Comments(0)アースハンモックの保全

2021年05月15日

とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する再々質問書を送付

 2021年3月23日付の帯広市教育委員会からの回答について、再々質問書を送付しました。

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2021年5月12日



帯広市教育委員会教育長  池原 佳一 様

十勝自然保護協会共同代表  安藤 御史
佐藤与志松


帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する再々質問

 当会は、2021年2月17日付で貴職あてに「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する再質問」を提出し、3月23日付で回答(帯教百第137号)を受領いたしました。
 そのなかで、
 「当該案件に関する公開データや同種の北海道指定文化財との関わり等から、市教育委員会としては文化財審議委員会に諮問するには至らない段階と判断をしております」
 とありますが、市文化財指定を要望する当会としてはまだ理解できないところがあります。ついては下記の点についてご説明をお願いいたします。
 ご多忙のところ誠に恐縮ですが、6月3日までにご見解をいただきたくお願いいたします。



(1)「当該案件に関する公開データ」とは何を指すのでしょうか。帯広百年記念館紀要第38号掲載論文「帯広市泉町のアースハンモック(十勝坊主)」のことでしょうか。もしそうであれば、文化財審議委員会に諮問するためにはどのようなデータが不足しているのでしょうか。当会としてはさらに調査を深めるためにご教示いただきたく存じます。

(2)「同種の北海道指定文化財」とは「北海道指定天然記念物 帯広畜産大学農場の十勝坊主」を指すのでしょうか。「…との関わり」とは帯広市に同種の文化財は二つも必要ない、とのことを意味しているのでしょうか。「帯広畜産大学農場の十勝坊主」は指定者が北海道で、管理者が帯広畜産大学であり、帯広市とは全く別の団体ですが、帯広市が文化財に指定することに不都合なことがあるのでしょうか。帯広畜産大学農場の十勝坊主は樹林化が進み形状も損なわれたものが出ております。また十勝坊主の面積と個数は空港敷地には及びません。例えそのような状況であってもこれ以上同種の文化財は不要であると貴職は認識しておられるのかどうか、ご見解をうかがいたく存じます。

以上

  


Posted by 十勝自然保護協会 at 10:52Comments(0)アースハンモックの保全

2021年05月02日

モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての要望に対する環境省の回答

 2月22日付で環境大臣に「一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての要望書」を送付しましたが、環境大臣ではなく釧路自然保護管事務所長から以下の回答がありました。火山噴火に応じた避難の観点から大きな自然破壊を伴う新規開削ではなく現道の改修で対応すべき、という当会の提案に対する見解は示されていません。

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事 務 連 絡
令和3年4月26日


十勝自然保護協会
 共同代表 安藤 御史 様
      佐藤 与志松 様

釧路自然環境事務所長 田邊 仁


 平素より、自然保護行政の推進にあたり、多大なるご理解とご協力をいただき、誠に感謝 申し上げます。環境本省にて2月24日付けで接受した「一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての要望書」(令和3年2月22日付け)に対し、以下のとおり環境省の見解を回答します。
 なお、本件は環境大臣宛に要望を受けたものですが、国立公園事業の内容変更にかかる要望へ回答するものですので、本件について処理を行う釧路自然環境事務所長名で回答させていただきます。



 北海道による当該道路の整備計画のうち、阿寒摩周国立公園内で道路の拡幅や線形改良等を実施する場合は、自然公園法第10条第6項に基づくオンネトー線道路(車道)事業の内容の変更の協議をする必要があり、環境省としてはその段階になって初めて審査をします。審査基準は国立公園事業取扱要領第14に基づき、国立公園計画及び国立公園事業の決定事項に適合すること、国立公園管理計画の規定に適合すること、公園施設の位置、規模及び構造が、執行内容に対して適正であり、安全性及び利用上の快適性が確保されていること、国立公園事業の執行が国立公園の保護又は利用に支障を及ぼすものでないこと等が定められており、これらの基準に適合するものに対して認可することとなっています。
 これまで、北海道の主催するワークショップに環境省もオブザーバー参し、情報収集に努めていますが、北海道による施工方法等の詳細は明らかにされていないため、現時点でその善し悪しを申し上げることはできません。環境省としては、引き続き情報収集に努めるとともに、北海道から具体的に相談があった場合に、自然環境への配慮も含めて、審査基準に適合する範囲内での整備とするよう適切に指導していきます。

以上

(環境省釧路自然環境事務所 国立公園課)

  


Posted by 十勝自然保護協会 at 15:35Comments(0)道路問題

2021年04月27日

日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に関わる質問への回答

 3月27日付の「日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に伴う動きについての質問書」に対し、環境省北海道地方環境事務所から回答がありました。

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環北地国第2104264号
令和 3年 4月 26日

十勝自然保護協会
 共同代表 安藤 御史 様
      佐藤 与志松 様
北海道地方環境事務所長
安田 直人
(公印省略)


「日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に伴う動きについての質問書」に対する回答について

 平素より自然保護行政の推進にあたり多大なるご理解とご協力をいただき、ありがとうございます。
 2021年3月27日付けで送付いただいた質問書について、以下のとおり回答します。

(1)~(3)について
・環境省自然環境局長通知「国立公園における協働型管理運営の推進について」(平成26 年7月7日環自国発1407073号)において、国立公園の価値や保全・利用の目標を示したビジョンを決定し、その実現に向けた取組の進捗管理等を行う組織として、関係者が参画する常設の協議会を設置することが規定されています。
・日高山脈襟裳地域の国立公園に関する協議会の発足時期や具体的な構成員については現在検討中ですが、協議会が発足する際には当該地域に関係する事業や活動を行っている民間団体等についても協議会に参画し意見をいただけるよう、環境省から依頼を行う予定です。
・令和3年5月を目途に開催される関係自治体連絡会議の結果を踏まえて作成するビジョンの骨子案は、上記の協議会で提示する予定です。


            <本件担当>
            環境省 北海道地方環境事務所 国立公園課
            電話:011-299-1953
            Mail:REO-HOKKAIDO@env.go.jp
  

Posted by 十勝自然保護協会 at 21:38Comments(0)日高山脈

2021年04月01日

日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に関わる質問

 日高山脈襟裳国定公園の国立公園化に向けて準備が進められていますが、これに関して環境省北海道地方環境事務所に質問書を送付しました。

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2021年3月27日


環境省北海道地方環境事務所長 様

十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御史
佐藤与志松


日高山脈襟裳国定公園の国立公園化準備に伴う動きについての質問書


 当会は、本年2月13日付で環境大臣あてに日高山脈襟裳国定公園の国立公園化に伴う名称についての要望書を提出し、このことについて2月15日付で貴職あてにお知らせしたところです。
 日高山脈襟裳国定公園の国立公園化について、報道によれば2月17日に「日高山脈襟裳地域の国立公園指定に関する関係自治体連絡会」が発足したとあります。この連絡会は、「国立公園指定に向けた連絡調整や、指定後の公園管理の在り方を検討する。」とあり、さらに「『国立公園ビジョン』の策定について意見交換した。ビジョンは事務局で骨子案をまとめ、5月の連絡会議で検討する。」とあります。
 環境省は、現在、全国の国立公園の在り方・「ビジョン」については、関係自治体や関係行政機関だけでなく、民間団体、自然保護団体、研究者など多様な意見を反映する「協働型」「総合型」の「協議会」を主体にして、それをもとに運営することを主流にしようとしているのではないでしょうか。現在、このような体制を持つ国立公園はすでに10数か所あるとうかがっています。当会も、2018年に立ち上げられた「大雪山国立公園連絡協議会(総合型)」に参画し、生物多様性を保全する立場から提言などを行っています。
 ご承知のように「日高山脈を国立公園に」の声は古くからあり、2006年、北海道自然保護協会と、その提案に賛同した当会も加盟する北海道自然保護団体連合など10団体が、「日高山脈襟裳国定公園と夕張山地を新たな国立公園にすることの要望書」を小池百合子環境大臣、林野庁長官および北海道知事に提出しています。
 以下の質問にお答えいただきたく存じます。

(1)「ビジョン」を策定するための意見の聴取は「関係自治体」「関係行政機関」からしか行わないのでしょうか。
(2)自然保護団体からの意見の聴取は「パブリックコメント」のみで、直接聴取することは考えていないのでしょうか。
(3)5月の連絡会議で検討される「骨子案」は公表されないのでしょうか。
 年度末、年度初めでご多忙とは存じますが、貴職のご見解を4月30日までに回答くださいますようお願い申しあげます。

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 10:52Comments(0)日高山脈

2021年04月01日

日高襟裳国定公園の国立公園化に伴う名称について環境省に要望書を送付

 日高襟裳国定公園の国立公園化に伴って十勝管内の自治体から名称に「十勝」を加えてほしいとの要望がなされています。これに関して環境省に以下の要望書を送付しました。

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2021年2月13日


環境大臣 小泉 進次郎 様

十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御史
佐藤与志松



日高山脈襟裳国定公園の国立公園化に伴う名称についての要望書


 報道によれば、十勝管内の自治体が「十勝」という名称を付加することを日高管内の自治体に要望し、日高管内の自治体は、これを受け容れるとの意向が伝えられているところです。
 自然公園の指定は、対象となる自然地域を指定するものです。「日高山脈襟裳国定公園」とは、「日高山脈」と「襟裳」という自然地域を対象に指定したものです。
 名称の中核となる「日高山脈」は、日高と十勝の分水嶺となる山脈に命名され、長年地理的名称として定着した固有名詞です。地理的固有名詞には、年月をかけた伝統が染みついており、みだりに変えるべきものではありません。「日高山脈」には、日高と十勝が内包されていると見るべきです。例えば、ポロシリ岳を日高ポロシリ岳と十勝ポロシリ岳と区別して呼ぶことは、その内包状態をよく示しています。
 公園地域の面積は、日高と十勝は約半々で分け合っています。「日高山脈」に「十勝」が入っていないからといって、日高の住人が独り占め意識を持つわけでもなし、十勝の住人が劣等感を持つわけでもないでしょう。
 ここで、仮に「十勝」の名称を付加して「日高山脈十勝襟裳国立公園」としたとすると、人は「十勝」の名について十勝の広い地域を想定するはずです。広尾海岸と札内川ピョータンの滝周辺の限定的地域を指して「十勝」と名づけてしまうのは無理があり適当とは思われません。
 そもそも、「日高山脈」の有する価値とは原始性と国際的国立公園資質といえるでしょう。広域的概念の「十勝」を併記することで、「日高山脈」のこれら原始性と国際的国立公園資質を損なうのではないかと危惧されます。
 また、環境省は、現行の国定公園より区域を拡大して指定する意向を公表しています。もし、拡大がなされたとしても、このことの意味を覆すことにはならないでしょう。
 このようなことから、当会では、「十勝」という名称を付加することは、認めるべきではないと考えております。

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 10:47Comments(0)日高山脈

2021年03月30日

春の講演会『コケ植物からみる十勝の自然と多様性』のご案内

春の講演会
 『コケ植物からみる十勝の自然と多様性』


コケ植物は岩や樹幹など、その特性を生かしてさまざまな環境に適応してきましたが、その一方で環境変化にはとても敏感な植物です。近年、コケ植物の美しい場所が少なくなりつつあります。魅力あるコケの世界を紹介し、コケ植物から見えてくる十勝の自然やその多様性について語っていただきます。

日時:2021年4月18日(日) 13:30~15:30(13:00開場)
会場:とかちプラザ視聴覚室(帯広市西4南13)
講師:乙幡康之氏(ひがし大雪自然館 学芸員)
参加費:500円(大学生以下 無料)

*申し込み不要
*マスクの着用をお願いします。

問い合わせ:十勝自然保護協会事務局 TEL・FAX: 015-572-4012

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 10:10Comments(0)講演会・学習会 等