とかち帯広空港敷地内の十勝坊主(アースハンモック)の保存について、帯広市長に以下の質問書を送付しました。
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2023年3月6日
帯広市長 米沢 則寿 様
十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御史
佐藤与志松
とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の保存に関わる質問
当会は市民フォーラム十勝と連名で、2021年12月22日、「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)が市にとって重要なものとして保存および活用のために必要な措置を講ずることの要望」を提出しました。
これについて貴職より、2022(令和4)年3月7日付の回答(帯広報第165号)で「アースハンモック(十勝坊主)の保存および活用について」として、「とかち帯広空港敷地内の十勝坊主につきましては、文化的価値や空港の事業計画なども確認した上で、保存および活用の是非について判断していく考えです。」とありました。
当会は、2021年12月、帯広市議会に陳情書「帯広市泉町とかち帯広空港撤地肉アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定について」を提出しました。本件は経済文教委員会に付託され、3回の審査と1回の現地調査が行われました。
委員会審査の中で、委員の「計画を立てていく段階で、文化財としての検討の余地も考慮しながら管理者に話ができるのか」という旨の質問に対し、担当部局より「その計画の中で意見交換をしながら、この議会での審議の内容とか市民団体の皆さんの要望等をお伝えしながら、慎重に計画を練っていただきたいなと思っております。」との答弁がありました。また、担当部局の別な答弁について他の委員から「可能な範囲で現状維持に配慮というふうな答弁をいただきました。…何らかの保護対策を取る可能性に言及したもの」との発言がありました(第3回審査議事録より)。
なお、当会は、文化財行政を担う市教育委員会に対し、引き続き、当該地の十勝坊主(アースハンモック)の希少性について、市教委自らが積極的に早急に評価作業を開始することを強く要望しています。
以上の状況を踏まえ、2022年3月7日付の回答以降、とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の保存および活用に関わる市の取り組みについての進捗状況をうかがいたく存じます。
年度末でご多忙とは存じますが、3月27日までにご見解をお願いいたします。