開建の治水事業説明会について質問書を送付
帯広開発建設部が7月6日に実施した治水事業説明会について、以下の質問書を送付しました。
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2009年7月8日
帯広開発建設部長 様
十勝自然保護協会
会長 安藤御史
治水事業説明会についての質問書
帯広開発建設部治水課は、6月24日付けで「平成21年度治水事業計画説明会の開催案内について」という文書を、河川に関係する市民団体、NPO等に送付しました。
当会の事務局には6月下旬に開発建設部治水課より「私書箱に案内を送付してしまった」との電話がありました。私書箱は6月26日頃および7月1日に確認しましたが、届いていませんでした。また、当会は参加申し込みの締め切りが7月1日であるとの情報を他団体から得ました。締め切りが過ぎても文書が届かないことに疑問をもった当会の事務局長が7月2日に開発建設部治水課の担当者に電話をしたところ、文書の発送にヤマト運輸のメール便を利用したために私書箱に配達されず、返送されたことを今朝知ったと説明されました。そして案内文をファックスにて送信してもらいました(7月2日午前9時22分送信)。
今回の案内文の送付および治水課の対応について疑問を抱かざるを得ません。つきましては以下について質問いたしますので、7月20日までに書面にて回答くださいますようお願いいたします。
質問1
ヤマト運輸のホームページには、メール便は郵便私書箱宛のものは扱わないと赤字で明記されています。6月24日にメール便にて発送し、配達できずに返送されたのであれば翌日ないしは翌々日には発送者に届いていると考えられますので、申し込み締め切り後の7月2日に返送に気づいたという説明はきわめて不自然です。また、担当者が私書箱宛に送ったことが不適切だったと気づいて当会に電話をしたのであれば、速やかにヤマト運輸に問い合わせると同時に当会に文書をファックス送信すべきでした。メール便を私書箱宛に送ったことについて、なぜ速やかにヤマト運輸に確認しファックス送信するなど、適切な対応をしなかったのか説明を求めます。
質問2
当会には、治水説明会の案内と同じ6月24日付けで、治水課長名による「然別川の国見橋下流で行なわれた河畔林伐採についての質問書(回答)」が届いています。これは私書箱ではなく事務局の住所に郵便で配達されました。この文書で、治水事業説明会について「今年度は、十勝川水系で活動しているNPO・環境団体等を改めて調査し、説明会のご案内をしたいと考えています」と記述されています。この文面からは、説明会の詳細は未定であると理解できます。ところが、治水課は同日に治水事業説明会の案内を作成していました。24日にはNPO・環境団体の調査はすでに終了し、説明会の詳細が決まって案内文書を作成していたのですから、このような書き方にはならないはずです。回答書の説明と実態が食い違っていますが、なぜこのような食い違いが生じたのか、説明してください。
質問3
治水事業説明会の案内をするにあたり、河川に関係する市民団体、NPOの調査をするとのことでした。そこで以下について具体的に説明してください。
・市民団体、NPOの調査方法
・調査によってピックアップされた団体名
・案内を送付した団体名
・案内を送付した団体の選定理由
・案内の送付方法と送付日
質問4
治水事業説明会の開催日は平日の日中であり、多くの市民が参加できる曜日および時間帯ではありません。また、案内の送付から参加の締め切りまでの期間も1週間だけしかありません。市民団体を対象にしていながら、市民の立場にたった設定がなされておりません。このような曜日や時間帯で多くの市民の参加を得て意見を十分に聞き事業に反映できると考えているのか、見解をお聞かせください。
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