相生中島地区の水路掘削についての再質問書に、以下の回答がありました。当会の質問は6項目にわたった具体的なものでしたが、目を覆うほどお粗末な回答です。質問の内容を理解できなかったのでしょうか。質問の内容は理解できたが、自ら立案した事業の妥当性を説明できないから答えられないということなのでしょうか。その見極めのため面談を申し入れたのですが、回答済みにつき面談しないと拒否しました。このような対応はこの行政組織が深刻な劣化状態にあることを物語る証といえそうです。国民に説明責任を果たせない行政組織は、存在する意味などありません。大臣に見切りをつけられるのも宜なるかなです。さらば北海道開発局。
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平成21年8月3日
十勝自然保護協会会長 様
帯広開発建設部 治水課長
相生中島地区における十勝川水路工事についての再質問書(回答)
日頃より、帯広開発建設部の治水事業に閲しまして、ご指導ご鞭撻を頂き厚く御礼申し
上げます。
さて、先の回答書(平成21年6月19日付け)でも回答しているよう、相生中島地区では、平成14年度より公募した一般参加者と学識経験者によるワークショップを11回開催し、相生中島地区の治水上の問題点及び環境や利用のされ方を整理したうえで、どのようにすべきかの議論を重ね基本方針がまとめられています。その後、その基本方針を引き継いで市民による「十勝川相生中島地区市民協働会議」が中心となり、様々な考え、立場の方が参加し、相生中島地区の環境や利用、治水について具体的な議論がなされているところです。現在の計画は、これらの議論を尊重した上でたてられているものですが、今後も「十勝川相生中島地区市民協働会議」による意見交換会等の場を用いて議論させて頂きますので、貴会も参加され、流域の皆様が安全で安心に暮らせ、そして、大事な河川の環境を維持していくためにお知恵をお借りできたらと考えています。ご理解の程宜しくお願いいたします。