川づくりワーキングに関する回答に対し質問書を送付

十勝自然保護協会

2015年12月16日 11:48

 11月30日付の川づくりワーキングに関する回答に対し、以下の質問書を送付しました。

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2015年12月13日


十勝総合振興局 帯広建設管理部長 様

十勝自然保護協会


2015年11月30日付回答についての質問


 貴職より11月30日付で「北海道管理河川の川づくりワーキングについての質問」への回答がありましたが、理解のできないところや的を射ない回答があるため質問いたします。年末を迎えと多忙のこととは存じますが、12月25日までに回答いただきたくお願いいたします。

 1.当会は11月15日付の質問で「この間の当会の時間と労力の『負担』を無視するものである。貴職はこのような進め方が当会の負担を大きくしないと考えているようだが、見解を明らかにしていただきたい。」と質問したところ、貴職から「各河川を別の会議で議論することは、各団体の負担になると考えたためです。」とかみ合わない回答がありました。そこでわかりやすく質問します。これまで当会と話し合いを重ねてきたのを振り出しに戻して川づくりワーキングなる会議を開催することは、当会にこれまでの主張を繰り返させることになります。このようなことが当会の負担になると思わないのでしょうか。

 2.11月30日付回答によると「今回は工事着手に向けて事業の目的や、重要な部分を直接説明することが必要と考え、各団体からご意見を伺い、治水と自然環境についての考えやご意見を取り入れるために開催しました。」とのことですが、それならばなぜ年度当初に個別対応の方針を変更して「川づくりワーキング」なるものを開催すると提示しなかったのでしょうか。

 3.また、居辺川についていうなら、当会との話し合いを始めた2012年度になぜこの種の会議を開催しなかったのでしょうか。

 4.11月30日付で「不均衡については、説明の行き違い、説明の内容が各団体で違うとらえ方となり、釣り合いが保たれていないという考えで、不均衡という言葉としました。(不均等という言葉が適切であったかもしれません)」との回答がありました。「不均等」のほうが適切かもしれないとのことですが、不均等とは「差異や多寡の差などがある様子」のことをいいます。不均衡を不均等に入れ替えると「事業の目的や効果、影響について関係する30数団体に不均等が極力生じないよう…」となり、所詮、意味不明の文でしかありません。各団体で貴職の提案の受け止め方が異なるのは当然のことであり、それを否定するかのごとき言い訳は滑稽ですらあります。あらためて真意をきちんと説明していただきたい。

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