大樹町海岸の自然環境の保全に関わる質問および要望についての回答
2月6日付の
大樹町への要望書に対し、以下の回答がありました。
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樹住民第1 4 7号
平成31年2月28日
十勝自然保護協会
共同代表 安 藤 御 史 様
佐 藤 与志松 様
大樹町長 酒 森 正 人
大樹町海岸の自然環境の保全に関わる質問および要望について(回答)
2019年2月6日付けで送付のありましたこのことについて、次のとおり回答
いたします。
記
この度質問および要望のありました2点について回答します。
1 「構想」について
①「現在の実験場を南に拡張する」ことについて
人工衛星等の打上げ用ロケット(次期ロケット)の打上げ用施設については、次期ロケットの開発状況により整備の時期、場所が検討される予定です。現在観測ロケットの打上げを行っている実験場を拡張する場合は、周辺の草原、湿原植生への影響に配慮したものとしたいと考えております。
また、施設の保安及び植生等の保全のため、一般車両の進入の一部制限も検討したいと考えております。
② 「射点が拡張部分の南端に設置する」ことについて
次期ロケットの打上げを行う場合の指令所の位置については未定です。保安距離を1.5km程度確保するためモニターによる確認を想定しており、日視は想定していないと伺っております。また、十勝坊主(アースハンモック)については、貴協会にその存在位置を教示願い保全に努めたいと考えております。
③ 「3, 000m級滑走路」について」
3, 000m級滑走路については、将来宇宙往還機などが離着陸できるスペースポートとして、地形的に可能か調査をしている段階であり、調査結果により配慮を検討したいと考えます。
④ 「自然環境との共生」について
①でお答えしたとおりです。
2 IST社の次期ロケット発射時期に関して
以前回答したとおり、準備作業も含め、実験場周辺では周辺環境に十分な配慮をするように指導しております。今後も湿原への不必要な人の接近や作業時の騒音抑制等、十分な配慮をするよう指導してまいります。
また、打上げ時は保安距離確保のため立入制限を設けることになり、見学者などがタンチョウの営巣地付近に近づくことはないと考えております。
(住民課住民活動係:6-2116)
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