4月24日付の「新射場LC-1の建設工事に関する要望」に対し、大樹町長から以下の回答がありました。
*****************************
樹企商第256号
令和6年5月13日
十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御 史 様
佐藤 与志松 様
大樹町長 黒 川 豊
「大樹町の自然の保全に関する要望と質問」に対する回答について
2024年4月24日付けで要望・質問のあったこのことについて、次のとおり回答いたします。
記
1 煙道構造物等施工範囲内の掘削について
射場計画地には希少種であるホソバナソモソモが自生しており、事業による影響が予測されたことから、令和4年9月、今後も影響がないと考えられる海岸沿いに移植したところです。その他の希少種についても、事業による影響の回避・低減等について、検討を進めてまいります。
2 資材ヤードについて
当該地は軟弱な地盤のため、使用用途上(重機の移動等)、鉄板以外の資材で工事を進めることは困難 と考えておりますので、希少種等については移植する方向で調整を進めているところです。
3 セキュリティフェンスについて
セキュリティフェンスは防犯上不可欠な設備であることから、必要な個所には設置いたしますが、自然環境に配慮した上で設置するよう検討いたします。
4 海岸通りのガンコウランについて
海岸通りのガンコウランについては、令和4年に移植しているところですが、新たに工事を行うことになった海岸通りの海側についても、ガンコウランの生育状況を事前に確認して、極力移植を行うとともに、必要以上に掘削をしないよう改めて施工業者と共有いたします。
5 LC-0への連絡道路及び沈砂池について
LC-0への連絡道路については、設計変更等により当初設計から変更せざるを得ない状況となっておりますが、沈砂池については貴会の要望を受け10m程南側へ移動しております。
当町においては、これまで同様、周辺環境に配慮した事業計画策定に努め、自然環境と共生を図る事業実施に向け検討を進めてまいります。
(企画商工課航空宇宙推進室)