大樹町海岸の自然環境の保全に関する要望書への回答
4月22日付の「
大樹町海岸の自然環境の保全に関わる要望」に対し、大樹町長より以下の回答がありました。
********************
樹企商第127号
令和2年4月24日
十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御史 様
佐藤 与志松 様
大樹町長 酒森 正人
大樹町海岸の自然環境の保全にかかわる要望について(回答)
2020年4月22日付けで送付のありました標記の件のうち、要望番号1について、次のとおり回答いたします。
記
インターステラテクノロジズ社によるロケット打ち上げに関して、射場周辺においてタンチョウが営巣している状況について、昨年もご報告いただいており、状況は把握しております。ロケット打ち上げに際しては、射場から営巣地に人が接近しないように配慮するよう対応いたします。ロケットの発射音については、対応が難しいところですが、今後どのような対応が可能であるか、これからの射場の整備に向けても検討してまいります。
(企画商工課航空宇宙推進室)
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
樹企商第147号
令和2年5月11日
十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御史 様
佐藤 与志松 様
大樹町長 酒森 正人
大樹町海岸の自然環境の保全にかかわる要望について(回答)
2020年4月22日付けで送付のありました標記の件のうち、要望番号2(1)から(3)について、次のとおり回答いたします。
記
1 回答内容
(1)L1射場について
L1射場の整備につきましては、現在、IST社等と施設設備の配置等を検討するとともに、内閣府と宇宙活動法に基づく射場の適合認定に向けた事前相談を開始したところです。
射場は、ロケットの飛行安全や地上安全の確保が必要であることから、既存法令に基づく保安距離等を満たした施設整備が前提とはなりますが、当町は、自然環境と共生する射場の整備を目指しておりますので、これまでと同様に、周辺環境に配慮した事業計画策定に努め、自然環境と共生が図られるロケット射場整備を検討していきたいと考えております。
(2)現滑走路の延伸案について
現滑走路の延伸につきましては、現在、3案による延伸の実施方法及び延伸距離を検討しているところです。滑走路の延伸につきましても、(1)と同様に、周辺環境に配慮した整備を検討してまいります。
(3)L2射場計画について
L2射場の候補地案であります晩成地区(ホロカヤントウ右岸)案の環境影響評価については、本来、今年度当初から事業に着手し、1年間で事業を実施する予定でおりましたが、コロナウイルスの感染拡大により、事業着手を当面見合わせしているところです。
コロナウイルスの感染拡大の状況が改善された場合には、早急に事業に着手し、鳥類調査、動物調査、植物調査、植生調査を実施し、環境への影響について予測・評価を行います。
希少植物群など生物多様性の高い地域と認識しておりますが、これまでの周辺の調査結果があることや予算の関係もありますので、期間については1年間で実施したいと考えております。
(企画商工課航空宇宙推進室)
関連記事