十勝自然保護協会 活動速報 › 自衛隊ヘリ騒音問題
2019年11月04日
自衛隊のヘリコプター騒音問題に関する要望書への回答
10月3日付で提出した自衛隊ヘリコプターの騒音に関わる要望書について、帯広市長から以下の回答がありました。
十勝自然保護協会
共同代表 安藤 御史 様
佐藤 与志松 様
要望書に対する回答について
日頃から市政運営に種々ご協力いただき、心から感謝申し上げます。
さて、先にご要望のありました事項について、次のとおり回答いたします。
今後とも、住みよい地域づくりのため一層のご支援、ご協力をお願いいたします。
陸上自衛隊帯広駐屯地・十勝飛行場を拠点とするヘリコプター飛行訓練に伴う騒音に関わる要望書
回答
帯広市は自衛隊との間に「環境保全に関する協定書」を締結するとともに、十勝飛行場でのヘリコプター飛行訓練に伴う騒音による、市民生活への影響を監視するため、飛行場の南北2地点に隣接する市有施設にて騒音の測定を通年行っており、環境基準を満たしていることを確認しています。
これまでも、市民から苦情があった際には、直ちに自衛隊へ連絡するとともに、毎年、帯広市と自衛隊との間で騒音の状況や苦情の内容などについて情報共有・意見交換を行うなど、住民の生活環境の保全と騒音の軽減を図るため協定の遵守を求めてきました。これらを受け、自衛隊側では場周経路を変更するなどの取り組みを行っていると伺っています。
今後も引き続き、十勝飛行場における騒音の監視測定、並びに環境保全に関する協定書の遵守を求めていきます。なお、本要望については、既に自衛隊にお伝えしています。
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帯 広 報 第 103号
令和元年10月21日
令和元年10月21日
十勝自然保護協会
共同代表 安藤 御史 様
佐藤 与志松 様
帯広市長 米沢 則寿
(政策推進部広報公聴課担当)
(政策推進部広報公聴課担当)
要望書に対する回答について
日頃から市政運営に種々ご協力いただき、心から感謝申し上げます。
さて、先にご要望のありました事項について、次のとおり回答いたします。
今後とも、住みよい地域づくりのため一層のご支援、ご協力をお願いいたします。
記
陸上自衛隊帯広駐屯地・十勝飛行場を拠点とするヘリコプター飛行訓練に伴う騒音に関わる要望書
回答
帯広市は自衛隊との間に「環境保全に関する協定書」を締結するとともに、十勝飛行場でのヘリコプター飛行訓練に伴う騒音による、市民生活への影響を監視するため、飛行場の南北2地点に隣接する市有施設にて騒音の測定を通年行っており、環境基準を満たしていることを確認しています。
これまでも、市民から苦情があった際には、直ちに自衛隊へ連絡するとともに、毎年、帯広市と自衛隊との間で騒音の状況や苦情の内容などについて情報共有・意見交換を行うなど、住民の生活環境の保全と騒音の軽減を図るため協定の遵守を求めてきました。これらを受け、自衛隊側では場周経路を変更するなどの取り組みを行っていると伺っています。
今後も引き続き、十勝飛行場における騒音の監視測定、並びに環境保全に関する協定書の遵守を求めていきます。なお、本要望については、既に自衛隊にお伝えしています。
(担当:環境都市推進課 電話65-4136)
2019年10月07日
陸上自衛隊のリコプター騒音問題で帯広市長ほかに要望書を提出
陸上自衛隊帯広駐屯地周辺でヘリコプターの訓練が増加し市民生活や環境への影響が大きくなっていることから、帯広市長に以下の要望書を提出しました。
なお帯広駐屯地第5師団、防衛省北海道防衛局にも同様の趣旨の書面を送付しました。
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帯広市長 米沢則寿 様
陸上自衛隊帯広駐屯地・十勝飛行場は、帯広市の中心近くの住宅密集地に隣接し、周辺には多くの保育園、幼稚園、小・中・高等学校、大学、病院、老人ホームなどもあります。そのため、本飛行場の運用に当たっては、1984年に北海道防衛局札幌防衛施設局・陸上自衛隊北部方面と帯広市の間に、住民の生活環境の保全と騒音の軽減を図ることを定めた「環境保全に関する協定書」が結ばれています。
しかし、特に本年6月ごろから、ヘリコプターの飛行訓練の回数の増加や訓練形態の変化などによるとみられる騒音が増大しており、それによる市民生活への影響も大きくなっています。特に帯広駐屯地・飛行場に近接する南町、空港南町、稲田町、大空団地、自由が丘、西帯広ニュータウン周辺などにおけるヘリの騒音は、飛行経路・訓練形態によっては市民の生活環境を損ない、ストレスなどによる市民の健康や児童・生徒や学生の学校や大学での生活、勉学、教育・研究に影響を及ぼす段階になっています。1例として、稲田町帯広畜産大学におけるヘリ騒音は、60 dB (デシベル)を超えてそれが長時間続くことが頻繁に起きており、時には70 dB近くになることもあります。
私たち十勝自然保護協会は、これまで農村・自然環境や住民生活に関わるさまざまな問題に取り組んできました。農村環境においては、ヘリの騒音は、家畜にも影響し、特に泌乳牛に対しては、規定されている騒音の許容レベルより低い値で乳量の低下を引き起こすことが指摘されています。また、ヘリ騒音は、特に野鳥などの飛来・飛翔、採餌や繁殖などにも影響を及ぼす可能性があります。最近の帯広駐屯地を拠点とした、増大するヘリ飛行による騒音は、市民の平穏な生活環境や教育研究環境および健康を侵害し、農村・自然環境にも影響を及ぼしかねない問題として看過することはできません。
さらに、昨年と今年4月の防衛省の発表によると、帯広駐屯地・十勝飛行場が、来年1月から3月までの間に、日米共同訓練に参加する米軍輸送機オスプレイの補給拠点として利用される可能性が示されています。現在の通常のヘリの訓練の上に、さらに事故やトラブルが後をたたないオスプレイの住宅密集地の頭上での飛行は到底認められるものではありません。
つきましては、市民の生活環境を守る立場にある帯広市が、陸上自衛隊帯広駐屯地第5旅団および防衛省北海道防衛局に対し、市街地周辺上空におけるヘリ等による飛行訓練のあり方について根本的に見直すよう求めることをここに要望するものです。
なお、この要望書に対して速やかに回答をいただけますようお願い申し上げます。
なお帯広駐屯地第5師団、防衛省北海道防衛局にも同様の趣旨の書面を送付しました。
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2019年10月3日
帯広市長 米沢則寿 様
十勝自然保護協会 共同代表 安藤 御史
佐藤与志松
佐藤与志松
陸上自衛隊帯広駐屯地・十勝飛行場を拠点とするヘリコプター飛行訓練
に伴う騒音に関わる要望書
に伴う騒音に関わる要望書
陸上自衛隊帯広駐屯地・十勝飛行場は、帯広市の中心近くの住宅密集地に隣接し、周辺には多くの保育園、幼稚園、小・中・高等学校、大学、病院、老人ホームなどもあります。そのため、本飛行場の運用に当たっては、1984年に北海道防衛局札幌防衛施設局・陸上自衛隊北部方面と帯広市の間に、住民の生活環境の保全と騒音の軽減を図ることを定めた「環境保全に関する協定書」が結ばれています。
しかし、特に本年6月ごろから、ヘリコプターの飛行訓練の回数の増加や訓練形態の変化などによるとみられる騒音が増大しており、それによる市民生活への影響も大きくなっています。特に帯広駐屯地・飛行場に近接する南町、空港南町、稲田町、大空団地、自由が丘、西帯広ニュータウン周辺などにおけるヘリの騒音は、飛行経路・訓練形態によっては市民の生活環境を損ない、ストレスなどによる市民の健康や児童・生徒や学生の学校や大学での生活、勉学、教育・研究に影響を及ぼす段階になっています。1例として、稲田町帯広畜産大学におけるヘリ騒音は、60 dB (デシベル)を超えてそれが長時間続くことが頻繁に起きており、時には70 dB近くになることもあります。
私たち十勝自然保護協会は、これまで農村・自然環境や住民生活に関わるさまざまな問題に取り組んできました。農村環境においては、ヘリの騒音は、家畜にも影響し、特に泌乳牛に対しては、規定されている騒音の許容レベルより低い値で乳量の低下を引き起こすことが指摘されています。また、ヘリ騒音は、特に野鳥などの飛来・飛翔、採餌や繁殖などにも影響を及ぼす可能性があります。最近の帯広駐屯地を拠点とした、増大するヘリ飛行による騒音は、市民の平穏な生活環境や教育研究環境および健康を侵害し、農村・自然環境にも影響を及ぼしかねない問題として看過することはできません。
さらに、昨年と今年4月の防衛省の発表によると、帯広駐屯地・十勝飛行場が、来年1月から3月までの間に、日米共同訓練に参加する米軍輸送機オスプレイの補給拠点として利用される可能性が示されています。現在の通常のヘリの訓練の上に、さらに事故やトラブルが後をたたないオスプレイの住宅密集地の頭上での飛行は到底認められるものではありません。
つきましては、市民の生活環境を守る立場にある帯広市が、陸上自衛隊帯広駐屯地第5旅団および防衛省北海道防衛局に対し、市街地周辺上空におけるヘリ等による飛行訓練のあり方について根本的に見直すよう求めることをここに要望するものです。
なお、この要望書に対して速やかに回答をいただけますようお願い申し上げます。