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2015年05月26日

農高カシワ林の調査および管理に関する質問書への回答



 5月9日付けの帯広市長宛て質問書に対して以下の回答がありました。

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平成27年5月22日
帯土木第 42 号

    農高カシワ林林縁部伐採事前調査に関わる質問(回答)

 平成27年5月9日付けで質問のありました標題の件につきまして、下記の通り回答します。



1 今年度の調査について
(1)各調査の調査者
 北王コンサルタント株式会社 業務機関:平成27年5月7日~平成28年2月29日

(2)各調査の内容とその時期
 別紙1の通り

(3)環境団体などへの現地説明会の有無
 6月と8月に現地観察会を行う予定です。詳細な時期につきましたは、後日、案内文書を送付する予定です。

2 農高カシワ林の管理について
(1)農高カシワ林の所有者・管理者
 北海道(北海道教育委員会)

(2)伐採後の事後調査における対象地域・対象樹木等植生の管理に対する管理者と死の関係
 事後調査範囲は、原則、事前調査範囲と同じと考えておりますが、事前調査を行った結果、範囲を変更する場合があります。
 また、対象範囲の管理については、道路用地の管理は帯広市、民有地のカシワ林(保安林)については土地の所有者となります。

(3)保安林解除の手続き
 農高カシワ林は森林法上「重要流域以外の1~3号民有保安林及び4号以下の保安林」になりますので、以下の手続図の通り解除申請を行います。
 申請時期については対象箇所の工事前年度で、現在のところ平成30年頃を予定しています。

以上


*別紙1および手続図は省略しました。

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 22:33Comments(0)近郊の自然

2015年05月14日

農高カシワ林の調査および管理に関する質問書

 帯広市長宛てに以下の質問書を送付しました。

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2015年5月9日


帯広市長 様

十勝自然保護協会


農高カシワ林林縁部伐採事前調査に関わる質問


 学園通整備に伴う農高カシワ林林縁部伐採の事前調査が今年度より行われますが、それに関わり次の質問をします。
 ご多忙とは存じますが、5月22日までにご回答をいただきたくお願いいたします。



1 今年度の調査について、以下の項目を教えていただきたい。
(1)各調査の調査者
(2)各調査の内容とその時期
(3)環境団体などへの現地説明の有無
2 1月28日に行われた「学園通の整備に係る農高カシワ林の環境調査内容に関する意見交換会(第2回)」において、農高職員よりカシワ林の管理についての発言があった。これに関し次の点について
改めて確認をいただきたい。
(1)農高カシワ林の所有者・管理者
(2)伐採後の事後調査における対象地域・対象樹木等植生の管理に対する管理者と市の関係
(3)保安林解除の手続き
以上

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:21Comments(0)近郊の自然

2014年11月28日

農高カシワ林調査内容についての申し入れ

 当会は帯広農高のカシワ林保護のため、学園道理の整備に関して変則3車線案を提案していましたが、この要望は受け入れられずカシワ林の一部が伐採されることが決定してしまいました。帯広市はカシワ林の環境調査を行った上で整備に入るとしています。この環境調査に関して、帯広市に以下の申入れをしました。

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2014年11月25日


帯広市長 様

十勝自然保護協会


農高カシワ林調査内容についての申し入れ


 11月11日、「学園通の整備に係る農高カシワ林の環境調査内容に関する意見交換会」が開催され、当会も出席し意見を述べました。第1回ということで調査内容の概要が示された段階での議論ため、問題点が十分に整理されたとは言い難く、まだ議論すべきところが残っており、さらに深めるべきです。
 当会は、工事の事前事後調査について、今回の「意見交換会」で述べた意見に加え、派生する問題点に関連し、以下の提言をいたします。これらが、次回の「意見交換会」に提出される環境調査内容案に反映されることを要望いたします。
 なお、環境調査内容が事前に参加者(参加団体)に配布されるならば、当日の議論がより建設的なものになると期待されますので、合わせてご検討をお願いします。
 この提言について、貴職のご見解を12月5日まで回答をいただきたくお願いいたします。
 


A.調査の意義
帯広市が行った過去の都市計画道路整備において伐採の影響を見た調査は、移植木や貴重種の活着率程度である(平成25 年11 月20 日付都市計画課回答文書)。私たちは道路整備のための伐採が残存林にどのような影響を与えたかを知ることが重要であると考えている。
今回の調査は、工事前にカシワ林について現況把握をすることはいうまでもないが、工事がカシワ林にどのような影響を与えたかを解明する事後調査を行うことが不可欠である。(2014年5月21日付「事前事後調査についての申し入れ」より)

B.調査の大前提として
1.調査方法等を議論するにあたって、担当部署は専門家と共に事前に現地を十分に視察し、問題点を具体的に把握すべきである。
2.調査者は、調査方法・種の識別に精通したそれぞれの専門分野の研究者が配置されるべきである。

C.植物の調査
1.希少種・貴重種など特定種の調査に偏ることは、今回の調査の意義・方向から外れるものである。
2.改変部は当然であるが調査対象範囲全体に目を向け、コアとエコトーン部分の現状調査をすべきである。
3.事後調査(モニタリング・追跡調査)を行わなければならないことは前述(A)のとおりである。
4.調査は水平方向・垂直方向の全体を行うべきである。
5.植物相調査(踏査)と植生調査(帯状区調査・方形区調査・植生図調査)を中心にすべきである。
①これらの調査は事後調査につながるため重要不可欠である。   
②工事前の調査では、改変部(コアとエコトーン)と非改変部(コアとエコトーン)に必ず固定調査区を設置すべきである。特に非改変部のなかでも工事後エコトーンが形成されそうな場所(将来の林縁)には調査区を必ず設置すべきである。もちろん工事後の調査も重要である。
③工事後の外来種の侵入に対応した調査を加味すべきである。
6.調査時期は春(5月)と夏(7月)は最低行うべきであるが、回数を増やすことでより精度の高いものを求めるべきである。
7.担当専門家の意見を十分に尊重し、決して財政上からくる制限を強制すべきではない。
8.今回は工事方法についての議論までは行っていないが、工事による根圏への影響は明白である。したがって、事前調査段階で、どの程度の影響が考えられるかを調査し把握すべきであり、適切な工法を並行して研究すべきである。
①カシワ林冠木については、道路から20mくらいの幅に入る個体について活生度(葉の付き方や新梢の数など)を調べ、工事前後を比較しモニタリングすべきである。その際、各林冠木の根圏への推定ダメージ度や林縁からの距離などのパラメータも記録しておくことが重要である。
②林冠を形成していないカシワについても上記のデータを記録しておくべきである。

D.動物(哺乳類・鳥類・両生類・昆虫類など)の調査
1.一般に行動圏が広いことから、意見交流会では調査不要との意見も出されたが、行動圏の狭い種については対象範囲内での利用法・依存度などは調査すべきである。
2.調査時期は調査対象種によって異なるので、担当専門家の意見を尊重すべきである。

E.議事の記録
調査内容についての意見交換会、説明会などの議事内容をしっかりと記録し、議事録は閲覧できるようにしなければならない。
以上


  

Posted by 十勝自然保護協会 at 20:36Comments(0)近郊の自然

2009年07月09日

士幌町の遊歩道計画で申入れ

 士幌町役場の西側のカシワ林に計画されている遊歩道について、士幌町に以下の申入れをしました。

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2009年7月8日


士幌町長 小林康雄 様

十勝自然保護協会
会長 安藤 御史


保安林の遊歩道計画についての申入れ


 町役場の西側にあるカシワ林には希少植物が生育しているにもかかわらず、貴職は地域住民の意見を真摯に受け止めず遊歩道の整備を計画しているとの声が当会に寄せられました。そこで、当会の副会長が役場総務企画課の担当者に電話で確認したところ、担当者増田氏から以下のような説明がありました。

1.保安林の管理道路として散策路を計画している。
2.距離は1.7キロメートルで、当初計画では幅2メートルとしていたが、幅については確定していない。
3.舗装や砂利敷きはせず、ウッドチップなどによる整備を考えている。
4.植物について地元の方から情報があり、共同で調査を行うことなど検討している。

 この説明から、計画にあたり事前に植物の調査を行っていなかったことは明らかです。生物多様性条約の締約国であるわが国においては、生物多様性保全の観点からレッドデータブックに掲載されている種や希少な種についての調査を行い、これらの種の保全を優先させる計画としなければなりません。当会は、遊歩道計画地においてレッドデータブック掲載種など希少種の調査をするよう申入れます。
 なお、この申入れに対する貴職の見解を書面で明らかにしてください。回答は7月20日までにお願いいたします。
  


Posted by 十勝自然保護協会 at 10:03Comments(0)近郊の自然