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十勝自然保護協会 活動速報 › アースハンモックの保全

2023年04月08日

とかち帯広空港敷地内十勝坊主の保存について帯広市長からの回答


 3月6日付で送付した「とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の保存に関わる質問」に対し、帯広市長かが回答がありました。

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帯広報第 145号
令和5年3月28日


十勝自然保護協会
  共同代表 安藤 御史  様
       佐藤 与志松 様

帯 広 市 長  米 沢 則 寿
(政策推進部広報秘書室広報広聴課担当)


とかち帯広空港敷地内十勝坊主の保存に関する質問書に対する回答について

日ごろから市政運営に種々ご協力いただき、心から感謝申し上げます。
さて、先にご質問のありました事項について、次のとおり回答いたします。
今後とも、住みよい地域づくりのため一層のご支援、ご協力をお願いいたします。



十勝坊主(アースハンモック)の保存及び活用に関する市の取り組みについて
【回答】
 とかち帯広空港敷地内の十勝坊主の保存及び活用については、空港運営者である北海道エアポート株式会社が示す事業計画などの確認が必要と考えています。現時点で、本市に事業計画は提出されていませんが、今後、状況が整った段階で検討していく考えです。

(担当:観光交流課 電話 65-4169)

  


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2023年03月30日

北海道エアポートからビジネスジェットハンガー建設工事計画についての回答

 3月6日付の「とかち帯広空港でのビジネスジェットハンガー建設工事計画の進捗状況についての質問」に対し、北海道エアポートから回答がありました。

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2023年6月27日


十勝自然保護協会
共同代表 安藤 御史 様
     佐藤与志松 様
北海道エアポート株式会社
代表取締役社長 蒲生 猛


「とかち帯広空港でのビジネスジェットハンガー建設工事計画の
進捗状況についての質問」に対する回答について


拝啓 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。平素は格別のご高配を賜り、誠にありがとうございます。
 さて、3月6日付の貴協会よりご質問がありました標記の件につきまして、下記のとおりご回答申し上げます。
敬具




■標記の件に関する回答
 ご質問いただいた「とかち帯広空港でのビジネスジェットハンガー建設工事計画」につきましては、提案施策ではありますが、現在のところ具体的な検討に至っておりませんので、その旨ご報告いたします。
 なお、計画を進めるにあたりましては、既に貴協会から頂いているご要望を参考にしながら進めて参りたいと考えております。
以上

  


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2023年03月30日

とかち帯広空港敷地内十勝坊主の保存に関する要望への回答

 3月6日付の「とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の保存に関わる文化財保護行政についての要望」に対し、帯広市教育委員会教育長より回答がありました。

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帯 教 百 第146号
令和5年3月24日


十勝自然保護協会
共同代表 安藤  御史 様
     佐藤 与志松 様

帯広市教育委員会   
教育長 広瀬 容孝  
(生涯学習部生涯学習文化室百年記念館担当)


 とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の保存に関わる文化財保護行政についての要望(回答)

 日頃より本市の文化財行政にご支援ご協力を賜り、厚くお礼申し上げます。
 2023年3月6日付で送付のありました標記の件につきましては、できるだけ多くの市民が納得されるような施策に向けた取り組みに努めていく中で判断したいと考えておりますので、あらためてご理解のほどよろしくお願い申し上げます。

〒080*0846 帯広市緑が丘2番地         
帯広市教育委員会生涯学習部生涯学習文化室百年記念館
TEL. 0155-24-5352 FAX 0155-24-5357

  


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2023年03月09日

北海道エアポートにとかち帯広空港でのビジネスジェットハンガー建設工事計画の進捗状況について質問

 とかち帯広空港を管理する北海道エアポートに、以下の質問書を送付しました。

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2023年3月6日


北海道エアポート株式会社 代表取締役社長
蒲生 猛 様

十勝自然保護協会 共同代表  安藤 御史
佐藤与志松


とかち帯広空港でのビジネスジェットハンガー建設工事計画の進捗状況についての質問

 当会は、貴社が2021年3月よりとかち帯広空港を管理するに先立ち、2020年11月10日付で貴職に2020年11月10日付で要望書を提出しています。また、2021年1月26日付で、帯広空港事業所長宛に3月以降の当該地での調査継続の要望書を提出して、同4月7日付で、実施可能との回答をいただき、その後も調査研究・観察見学などの活動にご配慮いただいております。
 貴社の事業計画において、同空港で計画されておりますビジネスジェットハンガーの建設工事につきまして、その後の進捗状況をうかがいたく説明をお願いいたします。
 年度末でご多忙とは存じますが、3月27日までに書面にて回答をお願いいたします。

  

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2023年03月09日

とかち帯広空港敷地内十勝坊主の保存に関わる文化財保護行政について要望

 当会はとかち帯広空港敷地内の十勝坊主の保存に関し、帯広市議会に文化財指定を求める陳情をしました。また、教育長に文化財保護行政について質問書を提出しました。それに対する回答について、以下の要望書を送付しました。

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2023年3月6日


帯広市教育委員会 教育長  広瀬 容孝 様

十勝自然保護協会 共同代表  安藤 御史
佐藤与志松

とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の保存に関わる文化財保護行政についての要望

 当会は、とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の公的な保存を要望する立場から、2022年11月5日付で「帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財保護行政についての質問」を提出しました。これに対し、貴職より、同年12月6日付で回答をいただきました。
 回答の全体において、本件に関わる文化財保護行政について、積極的な姿勢が見られなかったのは極めて残念です。
 とくに、質問6「市教委の姿勢について」に対する回答では、「当該敷地内の文化財に関する今後の学術的評価につきましては、調査研究の結果並びにそれに対する研究者間の議論を踏まえたうえでの検討が必要」、「文化財の評価は一般的に、定着を見定めるための時間という審査も必要」とありますが、それまでの一連の経過から見ても、市教委は、依然として、自らが積極的に本件への評価作業や多数の研究者(自然地理学、地形学、雪氷学など)と共同して議論に取り組むという姿勢が全く見られません。
 当会は、引き続き、当該地の十勝坊主(アースハンモック)の希少性について、市教委自らが積極的に早急に評価作業を開始することを強く要望いたします。
 なお、「以平」について(回答1に関わり)、また、十勝坊主の名称と分布について(回答3に関わり)の当会の見解は以下の通りです。
「以平」について
 質問1は、経済文教委員会(2022年5月25日)での文化財担当者の答弁の曖昧さに関してのものです。そのうち「その内容が、正しいものかどうかというのは疑われるところ」としたものの一つとして「以平という地域名と十勝坊主の分布に関係があるというような説明をされていましたけれども、これは誤解を生じるところもあるかなと考えているところでございます。」について明確な説明を求めたものです。貴職からの回答は次のようになっています。
《なお、地名に関しましては提唱者の『十勝アイヌ語地名手帳』(2008年 制作協力北海道新聞社出版局)のうち、「第6章帯広空港のある『似平』は十勝坊主」などからも改めてご検討いただきたく存じます。》
 しかしながら、指摘された箇所からは「誤解」を読み取ることはできません。当会が、保存を求める要望書や委員会での説明で参考にした帯広百年記念館紀要第38号(2020)「帯広市泉町のアースハンモック(十勝坊主)」には、「現在の以平の地名の基になったイタラタラキの解釈には諸説」があるとしており、そこで早田国光氏の説を紹介しています(参考文献:2015 『イタラタラキ』は『十勝坊主』である.アイヌ語地名研究,18,37-54)。この文献は2015年発行のもので、前述『十勝アイヌ語地名手帳』(2008年)を基本としており、筆者の体験も加えた新しいものです。
 回答がどのようなことを意味するのか理解できませんので指摘しておきます。
「十勝坊主」の名称について
 「「帯広畜産大学の先生」とは山田忍教授のことでしょう。氏の論文「野地坊主と十勝坊主について」(日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号,1959年)のどこに「仮の名前」との記載があるのでしょうか。根拠をご提示ください。」との当会の問いに対し、市教委は「山田忍(1959)先生の『野地坊主と十勝坊主について(北海道におけるPatterned Groundに関する研究第1報)』『日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号』でご理解いただけるものと存じます。」と回答し、付記で「便宜的な命名(仮称)だったと理解されます。」と憶測しています。はっきりしたのは山田教授の前述の論文あるいは山田教授の関連論文に十勝坊主を「仮の名前」あるいは「仮称」とする記述を市教委は示すことができなかったということです。
なお、地形学辞典(二宮書店)では十勝坊主は「構造土の一種でアースハンモックに相当する」とされ、アースハンモックは「thufur(アイスランド語)・芝塚・凍結坊主・十勝坊主ともいわれる」としています。また新版地学事典(平凡社)ではアースハンモックは「十勝坊主・芝塚と呼ばれることもある」とされています。つまり十勝坊主とアースハンモックは同義であり、十勝坊主は仮の名前などではありません。
 アースハンモックは欧米を中心に使用され世界標準の用語といえますが、十勝坊主はローカルであるものの定着した用語です。そのため、帯広畜産大学の十勝坊主はアースハンモックではなく十勝坊主として1974年に北海道の天然記念物に指定されたのです。
全国的な分布について
 「この説明は『本州や九州などでも気温が低い標高が1,000メートル以上の場所』であればどこにでもあるかのような誤解を与える不十分なものと考えます。この発言の根拠をご提示ください」との当会の問いに対し、「道外事情につきましては、貴会陳情書の資料として添付されている紀要の「はじめに」や新聞記事などと同程度の内容と存じます。」と居直りのような回答をしてきました。「本州や九州などでも気温が低い標高が1000メートル以上の限られた場所で分布が確認されております。」くらいの説明はしてもらいたいものです。
  


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2023年03月09日

とかち帯広空港敷地内十勝坊主の保存について帯広市長に質問書を送付

 とかち帯広空港敷地内の十勝坊主(アースハンモック)の保存について、帯広市長に以下の質問書を送付しました。

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2023年3月6日


帯広市長  米沢 則寿 様   

十勝自然保護協会 共同代表  安藤 御史
佐藤与志松


とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の保存に関わる質問

 当会は市民フォーラム十勝と連名で、2021年12月22日、「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)が市にとって重要なものとして保存および活用のために必要な措置を講ずることの要望」を提出しました。
 これについて貴職より、2022(令和4)年3月7日付の回答(帯広報第165号)で「アースハンモック(十勝坊主)の保存および活用について」として、「とかち帯広空港敷地内の十勝坊主につきましては、文化的価値や空港の事業計画なども確認した上で、保存および活用の是非について判断していく考えです。」とありました。
 当会は、2021年12月、帯広市議会に陳情書「帯広市泉町とかち帯広空港撤地肉アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定について」を提出しました。本件は経済文教委員会に付託され、3回の審査と1回の現地調査が行われました。
 委員会審査の中で、委員の「計画を立てていく段階で、文化財としての検討の余地も考慮しながら管理者に話ができるのか」という旨の質問に対し、担当部局より「その計画の中で意見交換をしながら、この議会での審議の内容とか市民団体の皆さんの要望等をお伝えしながら、慎重に計画を練っていただきたいなと思っております。」との答弁がありました。また、担当部局の別な答弁について他の委員から「可能な範囲で現状維持に配慮というふうな答弁をいただきました。…何らかの保護対策を取る可能性に言及したもの」との発言がありました(第3回審査議事録より)。
 なお、当会は、文化財行政を担う市教育委員会に対し、引き続き、当該地の十勝坊主(アースハンモック)の希少性について、市教委自らが積極的に早急に評価作業を開始することを強く要望しています。
 以上の状況を踏まえ、2022年3月7日付の回答以降、とかち帯広空港敷地内十勝坊主(アースハンモック)の保存および活用に関わる市の取り組みについての進捗状況をうかがいたく存じます。
 年度末でご多忙とは存じますが、3月27日までにご見解をお願いいたします。
  


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2022年12月27日

帯広市教育委員会の回答に対する見解(名称および分布について)

 2022年12月6日付帯広市教育委員会教育長回答のうち「3 『十勝坊主』の名称、全国的な分布について」に対する当会の見解を表明します。

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「十勝坊主」の名称について
 「「帯広畜産大学の先生」とは山田忍教授のことでしょう。氏の論文「野地坊主と十勝坊主について」(日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号,1959年)のどこに「仮の名前」との記載があるのでしょうか。根拠をご提示ください。」との当会の問いに対し、市教委は「山田忍(1959)先生の「野地坊主と十勝坊主について(北海道におけるPatterned Groundに関する研究第1報)」『日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号』でご理解いただけるものと存じます。」と回答し、付記で「便宜的な命名(仮称)だったと理解されます。」と憶測しています。はっきりしたのは山田教授の前述の論文あるいは山田教授の関連論文に十勝坊主を「仮の名前」あるいは「仮称」とする記述を市教委は示すことができなかったということです。
 なお、地形学辞典(二宮書店)では十勝坊主は「構造土の一種でアースハンモックに相当する」とされ、アースハンモックは「thufur(アイスランド語)・芝塚・凍結坊主・十勝坊主ともいわれる」としています。また新版地学事典(平凡社)ではアースハンモックは「十勝坊主・芝塚と呼ばれることもある」とされています。つまり十勝坊主とアースハンモックは同義であり、十勝坊主は仮の名前などではありません。
 アースハンモックは欧米を中心に使用され世界標準の用語といえますが、十勝坊主はローカルであるものの定着した用語です。そのため、帯広畜産大学の十勝坊主はアースハンモックではなく十勝坊主として1974年に北海道の天然記念物に指定されたのです。

全国的な分布について
 「この説明は『本州や九州などでも気温が低い標高が1,000メートル以上の場所』であればどこにでもあるかのような誤解を与える不十分なものと考えます。この発言の根拠をご提示ください」との当会の問いに対し、「道外事情につきましては、貴会陳情書の資料として添付されている紀要の「はじめに」や新聞記事などと同程度の内容と存じます。」と居直りのような回答をしてきました。「本州や九州などでも気温が低い標高が1000メートル以上の限られた場所で分布が確認されております。」くらいの説明はしてもらいたいものです。


  

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2022年12月27日

帯広市議会経済文教委員会に関する質問書への回答

 2022年11月5日付の「帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財保護行政についての質問」に対する回答を掲載します。

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帯教百第125号
令和4年12月6日


十勝自然保護協会
共同代表 安藤 御史 様
     佐藤与志松 様
帯広市教育委員会
教育長 広瀬 容孝
(生涯学習部生涯学習文化室百年記念館担当)


帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財行政についての質問(回答)

 日頃より本市の文化財行政にご支援ご協力を賜り、厚く御礼申し上げます。2022年11月5日付で送付のありました件につきまして下記の通り回答いたします。



 文化財の保護につきましては、市民や有識者のご意見を幅広くうかがいながら、できるだけ多くの市民が納得される施策の実施に向け取り組んでまいりたいと考えておりますので、貴会におきましてもご理解のほどよろしくお願い申し上げます。
 個別のご質問につきましては、別紙に記します。

別紙
1について
 貴会は長く自然史に関する学術調査や研究をもとに活動されてきたと承知しており、学術書なども容易に読解されていると拝察いたします。答弁の旨は、要望書受理後の令和2年10月30日にご来館された際お伝えはしましたが、令和3年6月1日帯教百第56号での回答のうち、「文化財の価値や範囲が明確になっていること等、適切に評価することが可能な条件が整えられているかどうか」を吟味しつつ、要望文及び根拠とされた紀要の内容を比較いただければご理解いただけるものと存じます。なお、地名に関しましては提唱者の『十勝アイヌ語地名手帳』(2008年 制作協力北海道新聞社出版局)のうち、「第6章帯広空港のある『似平』は十勝坊主」などからも改めてご検討いただきたく存じます。

2について
 帯広市民のご意見がさまざまであることは、令和4年6月2日の文化財審議委員会や同年2月18日に質問された議員のご見解などからもうかがえますので、令和3年6月1日付け帯教百第56号の貴会への回答中、「とくに重要であるとの納得が多くの市民から得られるものであること」でご理解いただける内容と存じます。

3について
 仮の名前とした件につきましては、紀要の引用文献としても掲載されている山田忍(1959)先生の「野地坊主と十勝坊主について(北海道におけるPatterned Groundに関する研究第1報)」『日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号』でご理解いただけるものと存じます。公式の名前に関する箇所につきましては、アースハンモックが学術用語として広く認知されている名前であるということを踏まえたもので、小疇尚先生たちの認識に沿った理解です。ただし、答弁者はこの種の文化財の専門家ではありませんので、すべてを網羅できていないことは承知しており、それ故に管見の限りとさせていただきました。細部につきましては、後述の【付記】にてご理解いただきますようお願いします。
 また、質問された議員は、審議の過程や貴会の陳情書の添付資料などにより一定の知識は習得されており、確認の意味でのご質問と認識しておりますので、この答弁で詳細を説明する必要はなく、またご指摘の部分が審議に重大な影響を与えたり誤解を得たりするものではなかったと存じます。答弁は簡潔さを求められておりますが、道外事情につきましては、貴会陳情書の資料として添付されている紀要の「はじめに」や新聞記事などと同程度の内容と存じます。

4について
 文化財審議委員会では、諮問とは別にさまざまな文化財について議論していただくことをお願いしているところであり、審議委員の皆様が合意されれば他に優先事項がない限り文化財への理解を深めていただく場を設けることに努めたいと存じます。

5について
 文化財の情報に関しては、事前にご連絡をいただき、話し合いの機会を持つことがほとんどです。貴会からの要望の際、回答の要求や期限の設定などのご提示はありませんでしたが、礼を欠くとのご意見につきましては不慣れな対応によるものであり、ご寛容いただきたく存じます。一方の団体につきましても手交の際に回答の要求などのご提示がなかったことによるものですが、そのことに関しましては夫々にお考えがあってのことと存じます。また、HPからの提供はこれまでにありません。
 なお、貴会が他2団体の当時の事情をどの程度ご存じなのかは承知しておりませんが、このうちの1団体につきましては、現在の所管とは長くお付き合いをさせていただいており、当時の代表並びに現代表とも幾度か面談の機会はありましたが、この件に関する事後の要求は一切なく、貴会とは異なるご理解だったと認識しています。一方の団体につきましてはご連絡が以降ありませんが、要望書には「・・・十分に時間をかけてご検討される様に要望します」とありますので、状況に大きな乖離がないことによる静観と拝察しています。
 貴会におかれましては要望書提出後の令和2年10月30日に来館された際にも回答などの要求がありませんでしたので、上記1団体と同様面談内容でご理解をいただいたものと考えていました。質問書はその後郵送されてきましたので、それに対する回答により代替させていただけるものと認識した次第でございます。

6について
 アースハンモック(十勝坊主)につきましては、空港敷地内を含め現在も研究者により調査が継続していることを承知しており、紀要刊行(2020)後の短い期間におきましても理解の更新を必要とする成果があったように伺っています。当該敷地内の文化財に関する今後の学術的評価につきましては、調査研究の結果並びにそれに対する研究者間の議論を踏まえたうえでの検討が必要と考えています。文化財の評価は一般的に、定着を見定めるための時間という審査も必要だということをご理解いただきたく存じます。

【付記】
 学術的な用語を新しく命名する際には、一般的に対象物の特徴や属性を明らかにして定義付けをするとともに先行事例の検証や体系的研究を参照し、各学術分野の命名のルールに基づいて行われるものと承知しています。
 十勝坊主の研究史を振り返る際の文献として引用されることの多い山田忍 (1959)「野地坊主と十勝坊主について (北海道におけるPatterned Groundに 関する研究第1報)」『日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号』では、「筆者が十勝で初めて見出したので、これに十勝坊主と名付けておいた・・・」とされ、「いまだ不明の点も少なくないが (中略)取敢えず研究成果について報告する」と続けています。また「ふくれ上がり様」のものを「北海道では俗に坊主と名付けているので、筆者も十勝で初めて発見したので、十勝坊主との名称を与えたが (以下省略)」とも記されています。さらに考察にあたる項目では「Patterned Groundはその種類も多くその分類、命名法などについても統一した見解はない」と記されており、山田先生は当時、Patterned Groundの一種である十勝坊主については在地の命名の慣習に従ったもので学術的なルールによるものでないとの認識があり、研究を進める上での便宜的な命名(仮称)だったと理解されます。
 共同研究者である田村昇市(1960)報告「粗粒火山灰土に見出される構造上について」『日本農芸化学会北海道支部、日本土壌肥料学会北海道支部、北海道農芸化学協会合同学術講演会講演要旨』では、苫小牧市発見の類似のものを十勝坊主ではなく樽前坊主と命名し、その後の論文「粗粒火山灰地に見出される構造上について―土壌凍結地帯における火山灰性土の特性に関する研究 (第3報)―」『日本土壌学肥料雑誌第34巻第3号』(1963)では「一応これに“樽前構造土"と名称を付した」とされています。細粒火山灰土地域で発見された道束の十勝坊主とは土壌条件が同一でないことから、「樽前坊主」あるいは「樽前構造土」とされたものですが、研究途上故に便宜的に命名されたことが理解できる内容であり、これらからも当時の先生方の考え方がうかがえます。
 1970年代以降、地形学研究の進展とともに、十勝坊主に代わって、earth hummock(アースハンモック)の使用が急増するようです(小疇ほか1974「ひがし北海道の化石周氷河現象とその古気候学的意義」『第四期研究第12巻第4号』など)。アースハンモックは芝塚あるいは凍結坊主と訳されていたようで(小疇ほか同上p178)、野上ほか(1978)「十勝平野における周氷河現象」『地団研専報 22十勝平野』では、十勝坊主を芝塚と言い換えて記述を進めています。著者名や発行所名などは省略しますが、他に「釧路市美濃のアースハンモック」『土木試験所月報316』(1979)、「北海道北部におけるEarth hummockについて」1979)、「根室半島におけるアースハンモックの形成環境と分布形態」『国士舘大学地理学報告6』(1997)、「別海町ケネヤウシュベツ川沿いのアースハンモック」『北海道地理73』(1999)、「北海道東部、別保別原野に分布するハンモック状地形」『地理学論集86』(2011)など、1990年代以降の道内関係の調査報告のほか、『寒冷地域の自然環境』(1984)、『北海道の自然史』(1991)、『日本の地形2北海道』(2003)、『第四紀学』(2003)や「寒冷地域の第四紀地表プロセスに関する研究動向と課題」『第四紀研究58巻第1号』(2019)などからも、地形学ではアースハンモックが学術用語として定着している状況が理解されます。答弁中の解説書とは、網羅的な記載となる事(辞)典の類ではなく、公式の名前とした現在の学術用語に即して使用されるこの種の概説書や総論などを想起して述べたものです。
 学術用語に関しましては、貴会主催の講演要旨(小疇 2018)では「学術用語ではアースハンモックとよばれ」と記述されているほか、小疇ほか(2017)による雪氷研究大会の発表要旨での「北海道東部の十勝平野には(中略)アースハンモック(通称:十勝坊主)が存在する」の記述、東京都市ヶ谷での講演要旨 (小疇 2019)「北海道十勝地方のアースハンモック」の記述、さらには2021年に行われた貴会主催の展示のパネルにある「地形学ではアースハンモックと呼ばれ」の記述などからも斟酌しています。
 尾形孝幸(2006)「日本に分布する小規模凍結マウンドの分類、定義とその問題点」『日本地理学会発表要旨集70』では、「地形学的な用語は、形成プロセスが同質か異質かを判定したうえで決定されなければならない。つまり、形成プロセスがよくわかっていない地形に対して用いられる用語は仮のものとみなされるべきであろう」とされており、現在でも定義と命名方法の組み合わせの重要性が理解されますが、仮の名前としたのはこの認識にも則しています。一方で尾形先生は「アースハンモック=十勝坊主」と解釈するのは再検討が必要とも記しており、この考えを支持する研究者においては、アースハンモックで括らずに仮(通)称として使用される可能性はあると存じます。
 文献確認に関する疑義につきましては、これら関係文献の探索と内容の理解に努めているところであり、上記の説明にてご理解いただきますようお願いいたします。なお、貴会例示の『地形学辞典』(二宮書店 初版1981)や『地学事典』(平凡社 初版1970代)などは出版年が古いこともあり、当方の認識との相違がどのようなものであるかは分かりませんが、新版(1994)の地学事典につきましては、アースハンモックで説明がまとめられていると承知しています。
  

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2022年11月13日

帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財保護行政についての質問

 当会は帯広市議会に「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する陳情書」を提出しました。陳情は経済文教委員会に付託されましたが、その審議における市の文化財担当者の発言に関して、以下の質問書を送付しました。

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2022年11月5日


帯広市教育委員会教育長  広瀬 容孝 様

十勝自然保護協会共同代表  安藤 御史
佐藤与志松



帯広市議会経済文教委員会における文化財担当者の発言ならびに文化財保護行政についての質問

 当会は、2020年10月5日付で貴職宛に「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する要望書」を提出いたしました。以降、これに関し、貴職との間で文書のやり取りがありました。
 2020年12月5日質問(同年12月24日回答)
 2021年2月17日再質問(同年3月23日回答)
 2021年5月21日再々質問(同年6月1日回答)
 そのなかで「当該案件に関する公開データと同種の北海道指定文化財との関り等から、市教育委員会としては文化財審議委員会に諮問するには至らない段階と判断」しているとの回答(2021年3月23日付)があり、当会はその意味と根拠を求めましたが、具体的な回答はありませんでした。
 当会は、2021年12月8日付で帯広市議会あてに「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)の市文化財指定に関する陳情書」を提出いたしました。陳情は経済文教委員会(以下、委員会という)に付託され、審査が2022年1月14日、2月18日、5月25日に行われました。そして、陳情は不採択になりました。
 本書面は、委員会で委員の質問に答えた文化財担当者の発言・説明には問題があるものが多く、その真意を質すものです。また文化財保護行政についても質問いたします。なお、発言は「帯広市議会議事録」より引用しています。
 ご多忙のところ誠に恐縮ですが、包括的な回答ではなく各項目について、12月7日までにご見解をいただきたくお願いいたします。



1 「公開データ」紀要論文について
 2月18日の委員会において、委員が、本案件に関する市教委の判断、文化財としての今日的評価を問うなかで「公開データ」「同種の北海道指定文化財」について取り上げましたが、それは当会と貴職との文書のやりとり(2021年5月再々質問、同6月回答)では全く回答されなかった部分で、委員会でやっと発言がありました。
 「公開データ」とは、帯広百年記念館紀要論文『帯広市泉町のアースハンモック(十勝坊主)』(No 38, 2020年3月)とのことが明確になりました。しかし、これについての文化財担当者の以下の答弁(以下、枠内。一部省略)は、看過できないものです。
…出されている根拠の文献などですけれども、それから実際に陳情者の方が理由として言われているものがなかなか導き出せないと、もう少し明確な数値、比較できる数値をいただきたい…。
…幾つかにつきましては、必ずしもその内容が、正しいものかどうかというのは疑われるところがございまして、もう少し検証が必要かなと考えているところでございます。

 この点について、5月25日、同じ委員が「明確な数値、比較できる数値」、「内容が正しいかどうか疑わしい」とは具体的に何を指しているのか質され「陳情における根拠を明示すべき数値」「陳情内容と陳情内容と公開データ及び公開データ間の内容不一致」について、さらなる具体性を問われ次のように答えています。
…調査の結果、敷地内に数千個あると記されてますけれども、ちょっと漠然としてるというところ。それから、その数値が公開データのほうからどうやって出されたのかよく分からないというところです。また、以平という地域名と十勝坊主の分布に関係があるというような説明をされていましたけれども、これは誤解を生じるところもあるかなと考えているところでございます。

 しかし、この「見解」は、陳情書と同趣旨の貴職宛「要望書」(2020年10月5日付)に対しても明らかにされず、以降、当会と貴職との文書のやりとり(2021年5月再々質問、同6月回答)では全く回答されなかった部分で、委員会での発言で初めて知ることになりました。
 委員会での文化財担当者の答弁も極めて曖昧で具体性に欠けるものです。文化財担当者の委員会で発言、すなわち、①「もう少し明確な数値、比較できる数値をいただきたい」、②「その内容が、正しいものかどうかというのは疑われるところ」③「その数値が公開データのほうからどうやって出されたのかよく分からない」について明確な説明を求めます。

2 「同種の北海道指定文化財」について
 2月18日の委員会において、委員からは、「既存の畜大構内の北海道指定天然記念物のほかにもうひとつ同種の文化財を指定することで、どのような影響があるのか?」「指定文化財として2つは要らないということなのか」という質問がありました。
 当会は、この点について書面のやり取りで問いただしていますが明確な説明がなかったものです。
 委員の質問に対して次のように答えています。
 そのお答えをする前に、やはり文化財、記念物はいろいろあります。そのほかにもいろいろ重要だというものもありますので、じゃあ果たして同じものだけを2つ指定することになるのか、それがほかの方々に理解していただけるのかというところも、少し考えていかないといけないところなんじゃないかなと考えているところでございます。

 具体的な回答とは言えないものです。5月25日、同じ委員が同趣旨の質問を繰り返して聞いており、次のように答えています。
…当然市民の皆様が十分に納得するような説明というのが必要になってきます。そうでありますが、現状ではそれができるのかというところの懸念がございます。

 「現状ではそれができるのかというところの懸念」とはどのようなものなのか、明確な説明をお願いいたします。

3 「十勝坊主」の名称、全国的な分布について
 5月25日の委員会において、委員から「十勝坊主という名称は、全国的に使われているものか」について問われ、文化財担当者は次のように答えています。
 十勝坊主の名前は、最初に関心を持たれた帯広畜産大学の先生によりつけられました仮の名前でして、それがそのまま使われているということでございます。一般的にはアースハンモックという名前で認知されているというところでございます。
 御質問につきましては、十勝坊主の名前が地学の解説書などで公式の名前として使用されてるものを私は承知してしておりませんので、ほぼ管内だけに限られると思われます。(原文のママ)

 「帯広畜産大学の先生」とは山田忍教授のことでしょう。氏の論文「野地坊主と十勝坊主について」(日本土壌肥料学雑誌第30巻第2号,1959年)のどこに「仮の名前」との記載があるのでしょうか。根拠をご提示ください。また、「十勝坊主の名前が地学の解説書などで公式の名前として使用されてるものを私は承知してしておりませんので、ほぼ管内だけに限られる」と発言していますが、十勝坊主は地形学辞典(二宮書店)や地学事典(平凡社)に掲載されています。本当に各種学術辞典・事典その他学術誌を確認なさったのでしょうか。ご説明ください。質問した委員はこの答弁に納得しており、審査に重大な影響を与えるものです。
 また、同じ委員の「全国的にはどのような分布状況なのか」との質問に対し次のように答えています。
 本州や九州などでも気温が低い標高が1,000メートル以上の場所での分布は確認されております。平地では青森県下北半島までと承知しております。

 当会は、この説明は「本州や九州などでも気温が低い標高が1,000メートル以上の場所」であればどこにでもあるかのような誤解を与える不十分なものと考えます。この発言の根拠をご提示ください。

4 文化財審議委員会について
 1月14日の委員会において、委員から、「意見交換、話し合い…じかに話し合う」「諮問云々は別にして…議論する場を設ける考え」について問われ、文化財担当者は次のように答えています。
…必要なときが来れば、それは検討してまいりたいと思います。

 これについて委員からは「今、まさに必要なとき」との意見がありました。
 また、5月25日の委員会において、別の委員から、文化財審議委員会のメンバーに関わり「例えば外部からのサジェスチョンといいますか、そういうものを受けた上で、例えばどこに出しても公平な審議というのが進められるのかどうか」と問われ、文化財担当者は次のように答えています。
その場合は、審議委員の皆様がそういう場が必要だというふうな判断をされれば、そういう方がすぐに探し出せるかどうかというのはちょっと別ですけれども、そのようなことも可能かと思います。

 貴職は、委員会の審査を通じ、各委員から指摘された要望について、今後どのように対処していこうとしているのか、ご説明ください。

5 文化財情報の収集について
 帯広市のホームページに「帯広市の国・道・市 文化財」というサイトがあります。
https://www.city.obihiro.hokkaido.jp/bunka/rekishi/bunkazai/index.html
 そこには次のような案内があります。
文化財・史跡 物件についての情報をお待ちしています
帯広市内の文化財や史跡など、歴史的価値の高い物件についての情報をお待ちしています。
いただいた情報は、今後の文化財保存・活用などの検討にあたってのデータといたします。
ご存知の物件がありましたら、下記のいずれかの方法にてご連絡ください。
1 文化財・史跡 物件連絡票を印刷し、必要事項を記入の上、郵送・ファクスまたはご持参ください。
2 お電話にてご連絡ください。
3 下記のフォームにてご連絡ください。

 2020年10月に、市教委に対して当会・十勝の自然史研究会・市民フォーラム十勝の3団体が個別に空港十勝坊主保存(指定文化財)の要望書を提出しました。3団体のそれぞれの要望は、上記ホームページのような方法を経ているものではありませんが、「必要事項」にある文化財・史跡についての「物件の名称」「物件の所有者」「物件の所在地」「物件の歴史的背景や概要」などに相当するものを記載しております。
 しかし、どの団体に対しても何の対応もありませんでした。
 当会が、その後、貴職へ質問書を送り、やりとりをすることによって初めてこれらの要望の取り扱いの状況が一定程度分かったのであって、結局、市教委からはどの団体へも要望に対する説明は何もなかったのです。
 さらに、2021年8月の文化財審議委員会では、議事録によれば、審議会委員に対して経過説明や「現状では北海道エアポートや市長部局からの同意が得られる見込みがないことから、審議委員会の場において指定にかかる議論はできない旨を説明した。」とあり、審議会委員から「同意を得られる見込みがない」ことについて詳細を求められ説明していますが、その内容は2021年6月までの当会との文書のやりとりでは説明されておらず、そのような理由(状況の把握)だったのかとこの議事録で知った次第です。
 その他、今回の3回の審査によって初めて要望の取り扱いの状況が分かったことが多く、このことは要望をしている3団体に対して不誠実であり極めて問題であると言わざるを得ません。
 「市民からの情報」に対して実際にどのような対応が行われているのでしょうか。ご説明ください。

6 市教委の姿勢について
 当会は、2020年10月以降のやりとりの中で、回答の文書には「…適切に評価する」「…確認する」「…検討する」という言葉が多数出てきます。また、委員会答弁でも「…慎重に議論する必要がある」「調査が進んでいない」などとの発言もあります。主語・主体は市教委であるはずです。しかし、実態としては市教委自らがそのような行動を積極的にやっているのか、見えません。
 それは、空港開発事業の現実的な見通しが立たないなか、市も市教委も『具体的な整備計画がわかるまで何もしない』という内容の答弁に如実に表れていると思います。
 当会は、当該地形の文化財としての評価を求めていますが、積極的な立場で検討していただくことを改めてお願いするものです。ご見解をいただきたくお願いいたします。
以上

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:59Comments(0)アースハンモックの保全

2022年03月22日

十勝帯広空港敷地内のアースハンモック保存について帯広市長からの回答

 2021年12月22日付で帯広市長に提出した「帯広市泉町とかち帯広空港敷地内アースハンモック(十勝坊主)が市にとって重要なものとして保存および活用のために必要な措置を講ずることの要望」に対し、以下の回答がありました。

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帯広報第165号
令和4年3月7日


十勝自然保護協会
 共同代表 安藤 御史  様
      佐藤 与志松 様

市民フォーラム十勝
 事務局長 高倉 裕一 様

帯広市長  米 沢 則 寿     
(政策推進部広報秘書室広報広聴課担当)


 要望書に対する回答について

 先にご要望のありました事項について、次のとおり回答いたします。



 アースハンモック(十勝坊主)の保存および活用について
回答
 とかち帯広空港敷地内の十勝坊主につきましては、文化的価値や空港の事業計画なども確認した上で、保存および活用の是非について判断していく考えです。

(担当:観光交流課 電話65-4131)

  


Posted by 十勝自然保護協会 at 14:35Comments(0)アースハンモックの保全