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2017年02月01日

「大樹町海岸とその周辺の自然環境保全に関わる質問書」への回答

 1月19日付けの「大樹町海岸とその周辺の自然環境保全に関わる質問書」に対し、以下の回答がありました。

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樹 住 民 第6 8号
平成2 9年1月2 6日

十勝自然保護協会
 共同代表  安 藤 御 史 様
         佐 藤 与志松 様

大樹町長  酒 森 正 人
 

大樹町海岸とその周辺の自然環境の保全に関わる質問書について(回答)

 2 0 1 7年1月1 9日付けで送付のありましたこのことについて、次のとおり回答いたします。



 この度ご質問のありました4点について、回答させていただきます。

1(1)について
 環境影響調査につきましては、平成2 8年度「大樹町多目的航空公園を活用した地域活性化方策及び施設整備検討調査並びに環境影響評価の実施業務」として一括で公募型プロポーザル方式により選定を行い、2 0 1 7年1月6日日本工営株式会社札幌支店と契約いたしました。契約金額は16,988,400円(地域活性化方策、施設整備検討調査を含みます。)、業務期間は2 0 1 7年1月1 0日から2 0 1 7年3月3 1日までとなっており、経費は大樹町が支払います。
 調査対象範囲は町内の多目的航空公園周辺及び十勝海岸湖沼群、当縁湿原の沼沢湿原と低層湿原等を予定しております。
 2 0 1 7年度以降につきましては、現地調査などを計画しておりますが、年度ごとに予算計上し、契約、実施となる予定です。
 上記につきましては、現在、調整中のものを含んでおりますので承知ください。
2(2)について
 環境省に対しましては、事前に環境影響調査計画案を含め、ロケット打上げ計画等につきまして、環境省北海道地方環境事務所に提示し、助言等をいただくとともに協力をお願いする予定であります。
3(3)について
 IST社のロケット打上げに係る「仮設司令所」等の位置について、一般社団法人湿原研究所からの提案を受け、現在I S T社において計画案を作成中であり、ケーブル設置を含め、計画案が提出された後に説明させていただきたいと考えております。また、ISTのロケット打上げの時期ですが、エンジンの開発に時間を要しているため遅れておりますが、本年3月末から4月を目指していると伺っております。
4(4)について
 北海道航空宇宙セミナーにおけるパネル等に掲載の射場及び関連施設の配置につきましては、あくまでイメージ図であると認識しております。今後環境影響調査の結果を踏まえ、射場の在り方を検討して参りたいと考えております。関係近隣自治体には、今後射場の在り方検討について相談させていただくよう要請をしております。
 宇宙活動法の施行に伴う国に対する射場のアピールにつきましては、これまで同様、当町の射場としての優位性(南と東に海があるなど)をアピールして参ります。道路や施設の具体的な提示は、環境影響調査結果や環境省等の助言内容、国が求める精度等によって変わってくるものと考えており、現時点では情報を収集しながら対応して参りたいと考えております。

( 住民課住民活動係 : 6-2116 )

  


Posted by 十勝自然保護協会 at 22:08Comments(0)大樹町航空宇宙開発