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十勝自然保護協会 活動速報 › モアショロ原野螺湾足寄停車場線 › 一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての再質問書への回答

2021年01月25日

一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての再質問書への回答

 当会の12月14日付再質問書に対し、1月14日付で以下の回答がありました。
 北海道の回答は「雌阿寒岳火山防災計画」を盾にカーブのない完全2車線の道路がどうしても必要というものです。当会は噴火現象に応じた避難を想定した場合、カーブのない完全2車線の道路は不要という主張をしていますが、そのことについては回答を避けています。事業主体である北海道は避難道路としての基本的事項について検討をする気がまったくないようです。

********************


道 路 第  5 0 7 号
令和3年(2021年)1月14日


十勝自然保護協会
 共同代表 安藤 御史 様
      佐藤 与志松 様

北海道知事 鈴木 直道
(公印省略)


 一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての再質問書(回答)

 平素より、北海道の建設行政について、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
 また、貴協会におかれましては、十勝総合振興局帯広建設管理部が主催するワークショップにおいて、貴重なご意見をいただいていることについて、重ねてお礼申し上げます。
 さて、2020年12月14日付けで貴協会からのご質問について、下記の通り回答いたします。



 1について、当該路線の整備は、「雌阿寒岳火山防災計画」において、「急カーブの連続による視距離不足・狭小幅員砂利道で対向車との交差が極めて困難で円滑な避難誘導に支障を来す恐れがあることから、舗装化・幅員拡幅などの整備が必要である」とされていることに基づき計画しています。

 2(1)・(2)・(3)について、避難の安全性、確実性を確保することが重要であり、上記1の課題解消が必要であると考えています。

 3(1)・(2)について、上記1の課題を解消するためには、現道を利用する場合、大規模な地すべり対策が必要になると考えています。道路整備による周辺自然環境への影響や必要となる保全措置などについて、引き続き、ワークショップにおいて有識者の皆様からご意見を伺いながら、検討を進めてまいります。

 4(1)・(2)について、ワークショップは、周辺環境に配慮した道路整備を行うため、有識者の皆様からご意見などを伺うことを目的として開催しており、平成29年11月の第1回ワークショップなどにおいて説明させていただいたように、現道を利用して上記1の課題を解消するには、国立公園内の自然改変が大きくなることから、極力、公園区域外に新たなルートを整備する案で検討を進めている旨の説明をさせていただいております。

 引き続き、当該道路の整備については、ワークショップにて、ご意見を伺いながら、検討を進めてまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。

連絡先:道路計画係     
TEL:011-232-4111(代表)
内戦:29-218        
FAX:011-232-6329    
  




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