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十勝自然保護協会 活動速報 › とかち鹿追ジオパーク › とかち鹿追ジオパークの保全ルール策定を申入れ

2022年02月02日

とかち鹿追ジオパークの保全ルール策定を申入れ

 十勝鹿追ジオパークにおけるオーバーユースに関し、鹿追町長に以下の申入れを送付しました。

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2022年1月31日


鹿追町長(とかち鹿追ジオパーク推進協議会会長)
 喜井 知己 様

十勝自然保護協会     
共同代表  安藤 御史
佐藤与志松


とかち鹿追ジオパークの保全ルール策定の申入れ


 近年、とかち鹿追ジオパーク内のナキウサギ生息地において、写真撮影などを目的とした人達による植生破壊などが生じております。ナキウサギ生息地に多人数が長時間滞在することでナキウサギへの悪影響も懸念されます。当会はこの状況を看過できないと考えています。
 当会は、とかち鹿追ジオパークの認定により観光客が増加し動植物に悪影響を与えるとの懸念から、2013年5月30日付で貴職あてに「とかち鹿追ジオパークについての申し入れ」を行い、保全ルールの提示を求めました。
 また、同年7月17日付で「とかち鹿追ジオパークに係る当会との合意形成について」を提出し、オーバーユース問題について警鐘を鳴らしました。
 これらの当会の要望に対し、貴職は同年7月30日付の回答で「持続可能で有効な保全ルールを策定したい」、「素案が作成された際には、当然保全ルールを公にし広く意見を伺う」と表明しました。
 当会は、2014年11月17日付で「十勝鹿追ジオパークの保全ルール策定についての問い合わせ」を送付し進捗状況を問い合わせましたが回答がなく、同年12月2日には電話で進捗状況を問い合わせたところ調整中とのことでした。
 さらに2015年6月22日付で「とかち鹿追ジオパークの保全ルール策定についての問い合わせ」を送付して素案策定作業の進捗状況を問い合わせましたが期限までに回答がなく、同年7月28日に「とかち鹿追ジオパークの保全ルール策定についての問い合わせ(再)」を送付して回答の催促をしました。
 これに対し、貴職から同年8月10日付で「お問い合わせいただいた保全ルールの策定についてですが、他のジオパークの状況などの調査を含め協議をしていますが、自然公園法との整合性等、策定に苦慮しているのが現状です。ただ、保全ルールの重要性については十分認識をしておりますので、素案が策定された際には公にして広く意見を伺うことを考えております」との回答がありました。その後、現在に至るまで当会への保全ルールの提示はありません。
 近年のナキウサギ生息地で生じている問題は、貴職が保全ルールの策定を棚上げしてきたことにあると言わざるを得ません。ついては、早急にとかち鹿追ジオパークにおける保全ルールを策定するとともに、当会への提示を求めます。




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Posted by 十勝自然保護協会 at 20:36│Comments(0)とかち鹿追ジオパーク
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