さぽろぐ

自然  |その他北海道

ログインヘルプ


2016年01月29日

農高カシワ林林縁部伐採の事前調査について帯広市からの回答

 2016年1月21日付けで帯広市長に送付した「農高カシワ林林縁部伐採の事前調査に関わる質問」に対し、以下の回答がありました。

********************


平成28年1月26日
帯土木第 336 号


十勝自然保護協会
共同代表 安藤御史  様
     佐藤与志松 様

帯広市長 米沢 則寿


農高カシワ林林縁部伐採の事前調査に関わる質問(回答)


 平成28年1月21日付けで質問のありました標題の件につきまして、下記の通り回答します。



質問1について
・調査報告会は平成28年2月19日(金)14:00~帯広市役所10F第5A会議室で行う予定です。

質問2について
・平成28年の春に詳細設計を発注し、秋頃までには工法(案)など一定の方向性をお示し出来ると思いますので、その時に皆さんのご意見をいただける場を設けたいと思っております。

質問3について
・現時点では具体的な調査方法は決定しておりません。詳細設計で工法や施工時における影響範囲が決定した後に調査方法を検討したいと思っております。

以上

  


Posted by 十勝自然保護協会 at 13:53Comments(0)道路問題

2016年01月23日

農高カシワ林林縁部伐採の事前調査について帯広市に質問書を送付

 学園通整備に伴う農高カシワ林の林縁部伐採の事前調査について、帯広市に以下の質問書を送付しました。

********************



2016年1月21日


帯広市長 様

十勝自然保護協会
共同代表  安藤 御史
        佐藤与志松

農高カシワ林林縁部伐採の事前調査に関わる質問


 学園通整備に伴う農高カシワ林林縁部伐採の事前調査が2015(平成27)年度より行われ、冬期の調査を終え、まとめの作業に入っていることと存じます。それに関わり次の質問をします。
 ご多忙とは存じますが、2月22日までにご回答をいただきたくお願いいたします。



1 2015年度の調査について、調査報告の公表と環境団体への説明を行う時期を教えていただきたい。
2 2014年1月28日に行われた「学園通の整備に係る農高カシワ林の環境調査内容に関する意見交換会(第2回)」において、「2015年度の調査の結果を踏まえて、2016年度には土木工事の工法の検討を環境団体と一緒に進めるべく場を設ける」との表明がありました。これについて、予定としている時期を教えていただきたい。
3 当会は、上記「意見交換会(第2回)」において、また、同年6月5日の「現地視察会」において、伐採によって根圏を含め影響を受ける樹木についての個別の事前事後調査を要望しており、それに対し「根圏に関わる立木調査は、工法検討をする2016年度に行う」との表明がありました。これについて具体的な調査方法が検討されているのでしょうか、検討されているとすればその内容を教えていただきたい。
以上

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:46Comments(0)道路問題

2015年09月17日

然別湖岸道路改修工事についての申入れ

 道道85号線の道路改修工事について、道路管理者に以下の申入れを送付しました。

***************


2015年9月15日

帯広建設管理部長 様
帯広建設管理部鹿追出張所長 様

十勝自然保護協会


然別湖岸道路改修工事についての申入れ


 9月4日に鹿追出張所長より、道道85号の然別湖付近での今後の道路改修工事について現地で説明を受けました。現場でも指摘しましたが、国立公園の自然環境保全および景観保全の観点から以下の2点について改めて書面で申入れます。

 1.新白雲橋橋脚の洗掘防止工事について
 新白雲橋橋脚の洗掘防止のため護岸工事を行うとのことですが、重機を現場に入れる場合には既存の森林を破壊しない方策を採用していただきたい。

 2.紅葉橋の工事について
 然別湖と北岸の流入河川はミヤベイワナの生息地として北海道の天然記念物に指定されています。護岸工事の実施にあたっては、ミヤベイワナの生息に影響を与えない工法であることが前提となります。
 流路の関係で橋台近くの河床が洗掘を受けていますが、これは出水時のごく自然の事象であって、喫緊の工事として取り上げるほど深刻な状態ではないと思います。したがって、河床をコンクリートで固めることは避け、流路変動と礫移動を考慮して、河床の改変を極力抑えた工法にしていただきたい。
  

Posted by 十勝自然保護協会 at 21:29Comments(0)道路問題

2015年05月26日

農高カシワ林の調査および管理に関する質問書への回答



 5月9日付けの帯広市長宛て質問書に対して以下の回答がありました。

***************


平成27年5月22日
帯土木第 42 号

    農高カシワ林林縁部伐採事前調査に関わる質問(回答)

 平成27年5月9日付けで質問のありました標題の件につきまして、下記の通り回答します。



1 今年度の調査について
(1)各調査の調査者
 北王コンサルタント株式会社 業務機関:平成27年5月7日~平成28年2月29日

(2)各調査の内容とその時期
 別紙1の通り

(3)環境団体などへの現地説明会の有無
 6月と8月に現地観察会を行う予定です。詳細な時期につきましたは、後日、案内文書を送付する予定です。

2 農高カシワ林の管理について
(1)農高カシワ林の所有者・管理者
 北海道(北海道教育委員会)

(2)伐採後の事後調査における対象地域・対象樹木等植生の管理に対する管理者と死の関係
 事後調査範囲は、原則、事前調査範囲と同じと考えておりますが、事前調査を行った結果、範囲を変更する場合があります。
 また、対象範囲の管理については、道路用地の管理は帯広市、民有地のカシワ林(保安林)については土地の所有者となります。

(3)保安林解除の手続き
 農高カシワ林は森林法上「重要流域以外の1~3号民有保安林及び4号以下の保安林」になりますので、以下の手続図の通り解除申請を行います。
 申請時期については対象箇所の工事前年度で、現在のところ平成30年頃を予定しています。

以上


*別紙1および手続図は省略しました。

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 22:33Comments(0)道路問題

2015年05月14日

農高カシワ林の調査および管理に関する質問書

 帯広市長宛てに以下の質問書を送付しました。

***************


2015年5月9日


帯広市長 様

十勝自然保護協会


農高カシワ林林縁部伐採事前調査に関わる質問


 学園通整備に伴う農高カシワ林林縁部伐採の事前調査が今年度より行われますが、それに関わり次の質問をします。
 ご多忙とは存じますが、5月22日までにご回答をいただきたくお願いいたします。



1 今年度の調査について、以下の項目を教えていただきたい。
(1)各調査の調査者
(2)各調査の内容とその時期
(3)環境団体などへの現地説明の有無
2 1月28日に行われた「学園通の整備に係る農高カシワ林の環境調査内容に関する意見交換会(第2回)」において、農高職員よりカシワ林の管理についての発言があった。これに関し次の点について
改めて確認をいただきたい。
(1)農高カシワ林の所有者・管理者
(2)伐採後の事後調査における対象地域・対象樹木等植生の管理に対する管理者と市の関係
(3)保安林解除の手続き
以上

  

Posted by 十勝自然保護協会 at 14:21Comments(0)道路問題

2014年11月28日

農高カシワ林調査内容についての申し入れ

 当会は帯広農高のカシワ林保護のため、学園道理の整備に関して変則3車線案を提案していましたが、この要望は受け入れられずカシワ林の一部が伐採されることが決定してしまいました。帯広市はカシワ林の環境調査を行った上で整備に入るとしています。この環境調査に関して、帯広市に以下の申入れをしました。

**********


2014年11月25日


帯広市長 様

十勝自然保護協会


農高カシワ林調査内容についての申し入れ


 11月11日、「学園通の整備に係る農高カシワ林の環境調査内容に関する意見交換会」が開催され、当会も出席し意見を述べました。第1回ということで調査内容の概要が示された段階での議論ため、問題点が十分に整理されたとは言い難く、まだ議論すべきところが残っており、さらに深めるべきです。
 当会は、工事の事前事後調査について、今回の「意見交換会」で述べた意見に加え、派生する問題点に関連し、以下の提言をいたします。これらが、次回の「意見交換会」に提出される環境調査内容案に反映されることを要望いたします。
 なお、環境調査内容が事前に参加者(参加団体)に配布されるならば、当日の議論がより建設的なものになると期待されますので、合わせてご検討をお願いします。
 この提言について、貴職のご見解を12月5日まで回答をいただきたくお願いいたします。
 


A.調査の意義
帯広市が行った過去の都市計画道路整備において伐採の影響を見た調査は、移植木や貴重種の活着率程度である(平成25 年11 月20 日付都市計画課回答文書)。私たちは道路整備のための伐採が残存林にどのような影響を与えたかを知ることが重要であると考えている。
今回の調査は、工事前にカシワ林について現況把握をすることはいうまでもないが、工事がカシワ林にどのような影響を与えたかを解明する事後調査を行うことが不可欠である。(2014年5月21日付「事前事後調査についての申し入れ」より)

B.調査の大前提として
1.調査方法等を議論するにあたって、担当部署は専門家と共に事前に現地を十分に視察し、問題点を具体的に把握すべきである。
2.調査者は、調査方法・種の識別に精通したそれぞれの専門分野の研究者が配置されるべきである。

C.植物の調査
1.希少種・貴重種など特定種の調査に偏ることは、今回の調査の意義・方向から外れるものである。
2.改変部は当然であるが調査対象範囲全体に目を向け、コアとエコトーン部分の現状調査をすべきである。
3.事後調査(モニタリング・追跡調査)を行わなければならないことは前述(A)のとおりである。
4.調査は水平方向・垂直方向の全体を行うべきである。
5.植物相調査(踏査)と植生調査(帯状区調査・方形区調査・植生図調査)を中心にすべきである。
①これらの調査は事後調査につながるため重要不可欠である。   
②工事前の調査では、改変部(コアとエコトーン)と非改変部(コアとエコトーン)に必ず固定調査区を設置すべきである。特に非改変部のなかでも工事後エコトーンが形成されそうな場所(将来の林縁)には調査区を必ず設置すべきである。もちろん工事後の調査も重要である。
③工事後の外来種の侵入に対応した調査を加味すべきである。
6.調査時期は春(5月)と夏(7月)は最低行うべきであるが、回数を増やすことでより精度の高いものを求めるべきである。
7.担当専門家の意見を十分に尊重し、決して財政上からくる制限を強制すべきではない。
8.今回は工事方法についての議論までは行っていないが、工事による根圏への影響は明白である。したがって、事前調査段階で、どの程度の影響が考えられるかを調査し把握すべきであり、適切な工法を並行して研究すべきである。
①カシワ林冠木については、道路から20mくらいの幅に入る個体について活生度(葉の付き方や新梢の数など)を調べ、工事前後を比較しモニタリングすべきである。その際、各林冠木の根圏への推定ダメージ度や林縁からの距離などのパラメータも記録しておくことが重要である。
②林冠を形成していないカシワについても上記のデータを記録しておくべきである。

D.動物(哺乳類・鳥類・両生類・昆虫類など)の調査
1.一般に行動圏が広いことから、意見交流会では調査不要との意見も出されたが、行動圏の狭い種については対象範囲内での利用法・依存度などは調査すべきである。
2.調査時期は調査対象種によって異なるので、担当専門家の意見を尊重すべきである。

E.議事の記録
調査内容についての意見交換会、説明会などの議事内容をしっかりと記録し、議事録は閲覧できるようにしなければならない。
以上


  

Posted by 十勝自然保護協会 at 20:36Comments(0)道路問題

2013年11月10日

学園通拡幅問題について「とかち・市民環境交流会」で発表

 
  昨日、「とかち・市民環境交流会」が帯広の十勝プラザで開催され、当会は学園通の拡幅によってカシワ林の林縁部が伐採されるとカシワ林のコア部分への影響が懸念されることを指摘し、暫定2車線での整備が望ましいことを口頭と展示で発表しました。
 なお、さる10月8日に、帯広市長に対し地球環境を守る十勝連絡会と連名で下記の申入れをしましたが、まだ回答がありません。
*********

学園通見直し案についての説明会開催の申入れ

 都市計画課による学園通説明会が9月6日に開催され、見直し案の説明とこれについての質疑応答がおこなわれました。
1.このなかで、当会は、「伐採による影響を最小限にする」ということについて、伐採したなら残存林分へどのような「影響」が及ぶのか説明を求めました。しかし都市計画課はわからないとしか答えられませんでした。ただ単に伐採範囲を小さくしたから残存林分への影響がないように言うのは森林の本質をわきまえない議論です。影響がわからないというのであれば、残存林分への影響を調べるべきです。伐採の影響も把握せず、説明もできないまま伐採を強行することは、生物多様性保全が行政の責務となった時代において、あってはならないことです。
2.帯広市は、過去にも「影響を最小限にする」として、若葉の森、稲田の森、チョマト―等で道路の拡幅や直線化の際に伐採を行ってきました。伐採の影響について工事後に調査を行っており、その結果を知らせるという約束がありました。この点を質問したところ、手元に資料がないとの理由で回答しませんでした。
3.当会と地球環境を守る十勝連絡会は、農高カシワ林を伐採することなく全面的に保存するとともに、交通渋滞を緩和するための解決策として十分な右折レーンを伴う暫定二車線での整備を提案してきました(2012年6月21日付「『学園通』整備についての申し入れ」)。これに対し、都市計画課は、当会の提案に沿って詳細な図面を作成したうえで、道路構造上は現道幅で可能であるとしながら、将来の交通量の増加と安全性などを理由に採用できないとの見解を示しました。当会は、将来の交通量に不明確さがあるため、改めて要望書(2012年10月31日付「学園通暫定2車線整備の要望書」)を提出しました。このような経緯があるにもかかわらず、この提案が当日の説明会資料には掲載されていませんでした。この点を指摘すると担当者から紙幅の都合で載せられなかったと、とってつけたような返答がありました。しかし今年1月8日開催の建設委員会で配布した資料にも当会の提案は記載されていません。このようなことから推測するなら意図的に当方の提案を表に出すことを避けたと理解せざるを得ません。このような取り扱いは公平を旨とすべき行政としてあってはならないことです。この点についてきちんと説明する義務があります。
4.主催者は「全会一致での理解は得られなかったが、見直し案で進めたい」とし、説明会を終了しました。しかし出席者からは批判的な意見しか出されておらず、見直し案に理解を示す意見はまったくありませんでした。理解が得られていないにもかかわらず事業を強引に進めるというのは、この時代の環境行政の進め方としてあってはならないことです。
 以上ことから私たちは、再度説明会を開催し、将来に禍根を残さないため議論を尽くすよう申入れます。
  


Posted by 十勝自然保護協会 at 17:31Comments(0)道路問題

2012年08月26日

学園通は暫定2車線整備で

 当会と地球環境を守る十勝連絡会は、帯広農高のカシワ林保護のため、6月21日に帯広市に対し学園通の変則3車線での整備を提案した。8月24日に帯広市から提案の検討結果について説明があった。
 
 帯広市都市計画課の説明の主旨は次のようなものであった。
 当会が提示した変則3車線案は道路構造令と照らし合わせて整理すると2車線(車道幅員3.0m:交通量9,600台/日未満の基準)としなければならない。しかし、H37年に11,400台/日の交通量が推計されており、道路構造令では9,600台/日以上の場合は4車線以上とすることになっているので2車線での整備はできない。

 これは注目すべき説明であった。つまり9,600台/日未満であれば当会の提案を採用できるということを意味しているからである。したがって、この11,400台/日という推計値の妥当性が焦点となる。

 市役所の説明によれば、学園通のこの区間における平成4年におこなった交通量推計では、平成22年に16,500台/日とされたが、実際の交通量は6,000台/日程度とみているという。つまり20年前の推計値は大きくはずれ、推計値の36%ほどの交通量しかないのである。また平成19年の推計では平成37年に11,400台/日だという。高齢化が進み、人口減少が続くにもかかわらず、十数年後の2025年に交通量が2倍近くにもなるというのである。常識人には理解しがたい推計交通量である。

 信頼性に乏しい推定交通量に固執して貴重なカシワ林を伐採するのは愚かなことである。北海道の「高速道路」では計画した交通量が見込まれないため暫定2車線整備が普通に行われている。これにならって、学園通においても暫定2車線で整備するのが賢明である。そうすればカシワ林を伐採せずに済むのである。
  


Posted by 十勝自然保護協会 at 16:06Comments(0)道路問題

2012年06月22日

学園通りの拡幅問題で帯広市に3車線化を提案

 帯広市は帯広農業高校の北側を通る「学園通り」を、都市計画道路として片側2車線の道路へと整備を進めていますが、農業高校の西側のカシワ林の保護をめぐって地域住民との調整がつかず、この部分の道路工事がストップしています。

 このカシワ林は北海道が環境緑地保護地区に指定しており、生物多様性に富む貴重な森林です。このために帯広市は当初の計画を変更して道路を若干カーブさせる案を提案しましたが、それでもカシワ林の伐採は避けられず、しかも地域住民の同意が得られていませんでした。

 そこで、21日、十勝自然保護協会と地球環境を守る十勝連絡会の2団体が帯広市の担当者と面談し、解決策を提案しました。

 その解決策とは、カシワ林の前の道路は「4車線にこだわらずに変則3車線とする」というものです。現在の2車線(片側1車線)では時間帯によっては農業高校前の交差点で渋滞があるのですが、西方向の車線に右折専用車線を設けることで交差点での渋滞がほぼ解決されます。東方向の車線は、交通量から考えても現行の1車線で問題ありません。現在の道路とカシワ林の間にはある程度の道路用地があるため、ここを利用して3車線が可能ではないかというのが自然保護団体の案です。この変則3車線案に基づいて、帯広農高前と北斗病院前の交差点でのレーンを具体的に図示した概念図を提示しました。なお、歩道の確保のために電柱の埋設など、若干の工夫が必要になります。

 帯広市は4車線を維持することを前提にしていたようですが、この案では道路の線形を変えず、カシワ林も伐採せずに済みますし、拡幅のための土地の買収も必要ありません。

 自然保護団体の提案に対し、対応した福島孝洋都市計画課長の見解は以下のようなものでした。
・このような具体的な提案がなされたのははじめてであり、提案していただいたことに感謝します。
・道路には構造基準があり、今の幅で3車線化できるかどうか確認が必要。公安委員会との関係もある。このため提案が活かせるかどうかを検討しなければならない。
・国の補助事業で行うことを考えているため、補助事業としての基準に合致しなければならない。
・帯広市としてもカシワ林への配慮は必要と考えており、道路を北側に曲げる変更案を提示して住民と話し合ってきたが、住民の理解が得られていない。
・自転車を利用している高校生などが多いため、歩道は南側にもつけたい(現在は北側にある)。歩行者と自転車用の歩道の場合、3メートル50センチの幅が必要になる。
・道路計画が確定していないため、土地買収などはまだ行っていない。
・内部で検討し、検討結果を説明する。内部検討には1か月かかると思う。

 道路の構造基準のクリア、歩行者・自転車用の歩道の確保などの問題が残りますが、「環境モデル都市」として将来に禍根を残さない解決策を講じて欲しいと思います。




  


Posted by 十勝自然保護協会 at 15:14Comments(0)道路問題

2009年08月13日

道道鹿追糠平線の法面改修工事で、帯広土現が方針転換

 当会は道道鹿追糠平線の扇が原展望台付近の法面改修工事に関して、要望書を提出していましたが、8月3日に帯広土木現業所鹿追出張所長より以下のような説明がありました。

・法面からの落石防止柵などの工事に目途がたったため、脆弱化した法面の改修工事を立案した。急を要する箇所の洗い直しを行う調査をしており、扇が原展望台付近の法面については早急に対処しなくてもよいと判断した。荒廃の進んでいる山田温泉近くの法面(法枠が露出している)および扇が原展望台の上のシェルター出口付近を優先する必要があると考えている。

・現地のクマイザサを利用して3年程度で被覆されるようにしたいと考えている。ササは近くよりブロック状に掘り取ったものを利用するほか、種子によるポット苗の利用などを考えている。

・今年度中にササの移植をはじめたい。

・法面が崩れている所は地下水がしみ出ているような状態で、フキなどが生えていることが多い(当会は、このようなところではササによる被覆は困難であろうとの指摘をした)。

 この説明から、当会の指摘を受けて方針を転換したことになります。このような謙虚な姿勢については評価したいと思います。この工事については、今後も当会と話し合いを持ちながら進めていくことを求めました。
  


Posted by 十勝自然保護協会 at 21:21Comments(0)道路問題