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十勝自然保護協会 活動速報 › 大樹町航空宇宙開発 › 北海道知事に十勝海岸の自然環境保全について質問書

2017年02月22日

北海道知事に十勝海岸の自然環境保全について質問書

2017年2月20日付で、北海道知事に十勝海岸の自然環境保全について質問書を送付しました。

北海道の航空宇宙分野の研究開発に関わる質問

当会は、十勝地方の自然を保全し、自然環境の保護育成につとめ、生活と文化向上に貢献することを目的に、さまざまな活動をしています。
 本年1月18日、帯広市において開催された北海道主催「北海道航空宇宙セミナー」において配布されたパンフレットと展示されたパネルに掲載された図(別紙)に関連して質問いたします。
 経済部産業振興局科学技術振興室が編集したパンフレット『国内有数の実験フィールド北海道』の北海道スペースポート研究会の欄にスペースポートのイメージとして日本スペースイメージング作成の図が掲載されています。この図には、既存の大樹町航空公園滑走路以外に何か所かのスペースポートとアクセス道路などが大樹町十勝海岸一帯に描かれています。また、北海道宇宙科学技術創成センターHASTICのイメージ図には、パネルに掲載されたもの以外にも同様なイメージ図がすでに紹介されています(別紙)。
 スペースポートとして構想されたこの一帯には、環境省が「生物多様性の観点から重要度の高い湿地(略称「重要湿地」)」として選定している「十勝海岸湖沼群(当縁湿原および周辺農地,ホロカヤントウ,キモントウ生花苗沼,湧洞沼,長節沼,十勝川河口湿原など)」が存在します。さらにこれにとどまらず、ガンコウランを主体とした風衝草原、希少種の多い海岸草原、長大なカシワ海岸林などのさまざまな植生がこの地域の生物多様性を豊かなものにしています。そして長大な自然海岸は今や貴重なものとなっています。
 提示されたイメージ図には、スペースポートが上記の貴重な自然環境に重なったり、あるいは極めて近接して図示されています。
 北海道スペースポート研究会、北海道宇宙科学技術創成センターには北海道も関与されているとのことから、次の2点について質問いたします。

(1)スペースポートのイメージ位置を決めた根拠は何か。その際、上記の自然環境をどの程度考慮したのか。
(2)上記の自然環境について、北海道として今後どのように保全していく考えか。

ご多忙と存じますが3月9日までに回答いただきたく存じます。


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Posted by 十勝自然保護協会 at 17:38│Comments(0)大樹町航空宇宙開発
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