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2018年03月17日

大樹町海岸の自然環境の保全に関わる要望

 大樹町長に以下の要望書を送付しました。


********************



2018年2月22日


大樹町長  酒森 正人 様

十勝自然保護協会 共同代表  安藤 御史
佐藤与志松


大樹町海岸の自然環境の保全に関わる要望


 十勝海岸は、その湖沼群が環境省の「重要湿地」に選定され、また、海岸草原・カシワ海岸林・自然海岸・水鳥類大規模飛来地などがあることから「北海道自然環境保全指針」において「保全を図るべき自然地域(すぐれた自然地域)」に指定されています。当会は、このような十勝海岸の自然の貴重さを後世に伝えることが重要であるとの立場で広く保全を訴えています。
 当会は、昨年6月6日付で、貴職あてに大樹町海岸の自然環境の保全に関わり、日本工営株式会社札幌支店に委託している「大樹町多目的航空公園を活用した地域活性化方策及び施設整備検討調査並びに環境影響評価の実施業務(以下環境調査)」について、また、インターステラテクノロジズ(以下IST)社のロケット打ち上げに関わる設備について要望書を提出し、同年6月19日付で、貴職より回答をいただきました。
 その後、この件に関わり、当会役員が貴町担当職員と複数回面談し環境調査の進捗状況などの説明を受けるとともに、当会の要望を口頭で伝えているところですが、改めて書面を提出いたしますので、ご検討いただきたく存じます。ご多忙とは存じますが、3月9日までにご見解を回答くださいますようお願いいたします。

1 「環境調査」に関して
 最終年度になる2018年度の調査について、すでに終了した2017年度調査の状況から次の点を要望します。
(1)植物調査
 とくに当縁湿原を有する「浜大樹地区」については、重要種が極めて多く生育するので十全な調査を要望します。
(2)鳥類調査
①当初計画では、ガン・カモ類の調査を、渡り時期に行うことになっていますが、十勝海岸には、シギ・チドリ類も飛来します。この点についても、十全な調査を要望します。
②夜間に活動する湿原性の鳥類重要種についても十全な調査を要望します。 
(3)水質調査
 当初計画では水質調査の実施が明確になっておりません。該当地区の河川・湖沼について水質調査を要望します。

2 IST社の司令所等の設備に関して
(1)司令所から射場を見通すために一定の範囲内で伐採したハンノキ類について
 ハンノキ類が生育する湿原境界域が乾燥していく恐れとそれにともない湿原外の植物、ミヤコザサの繁茂や外来種の侵入が懸念されます。今後、ハンノキが萌芽した場合、必要最小限の枝打ちにすべきです。
(2)射場までのケーブルの敷設にについて
 湿生草原(湿地)の縁、カシワ林に沿う乾生草原にケーブルが敷設されましたが、一部が湿生草原内を通過しています。湿生草原およびカシワ林に沿う乾生草原には貴重種が少なくありません。保守点検等のため裸地が生じ、環境への負荷が増大する懸念があります。当会が敷設前に求めたカシワ林内への移動を要望します。

3 IST社の次期ロケット発射時期に関して
 今春、発射するとの報道がありますが、射場周辺は多数の野鳥の生息地であり、この時期は繁殖期に当たります。とくに湿原周辺に生息する国指定天然記念物タンチョウは抱卵期ないし幼鳥歩行期に相当します。人の接近や騒音に対して敏感になっている時期です。十全な配慮をすべきです。
 
以上


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Posted by 十勝自然保護協会 at 15:16│Comments(0)大樹町航空宇宙開発
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