十勝自然保護協会 活動速報 › モアショロ原野螺湾足寄停車場線 › 一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての質問に対する知事からの回答
2020年10月17日
一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての質問に対する知事からの回答
当会の8月22日付の質問書に対して、北海道知事から以下の回答がありました。
5月22日付の要望に対して各問に対応した回答がなかったために、各問ごとに回答するよう求めたのですが、今回も項目に応じた回答をしていただけませんでした。質問項目に即した回答ができない、あるいはしたくないということであれば、新規開削は根拠がないと判断されても仕方ないでしょう。
「大規模な山体崩壊や火砕流、溶岩流、降灰などが発生する前の段階である噴火警戒レベル3になった時点で、雌阿寒温泉やオンネトー周辺など危険な区域から登山者や観光客が当該道路等を使用して避難を開始する」というのなら、モアショロ線を大々的に付け替える必要性はないと考えます。
十勝自然保護協会
共同代表 安藤 御史 様
佐藤 与志松 様
平素より、北海道の建設行政について、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
また、貴協会におかれましては、十勝総合振興局帯広建設管理部が主催するワークショップにおいて、貴重なご意見をいただいていることについて、重ねてお礼申し上げます。
さて、2020年8月25日付けで貴協会からのご質問について、下記の通り回答いたします。
「雌阿寒岳火山防災計画」では、噴火時の避難については、大規模な山体崩壊や火砕流、溶岩流、降灰などが発生する前の段階である噴火警戒レベル3になった時点で、雌阿寒温泉やオンネトー周辺など危険な区域から登山者や観光客が当該道路等を使用して避難を開始するとされております。
また、この計画においては、避難の安全・確実性を確保することが重要とされておりますが、整備を検討している区間は、急カーブの連続で見通しが悪いことや狭小幅員による対向車との交差が極めて困難であることなどが課題とされており、道としては、早急にこれらを解消する必要があるものと考えています。
当該道路の整備にあたっては、環境への配慮が必要であることから、ワークショップにおいて、有識者などの意見を伺いながら、現道利用案も含め比較したところ、現道利用は大規模な地すべり対策を必要とするなど、国立公園内の自然改変が大きくなることから、極力、公園区域外に新たなルートを整備する案で検討を進めています。
引き続き、ワークショップにて、周辺自然環境への影響や必要となる保全措置などについて、ご意見を伺いながら、検討を進めてまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
なお、立ち入り規制など、想定される火山現象の状況に応じた警戒避難体制の整備については、今後も雌阿寒岳火山防災協議会にて関係機関と必要な協議を行ってまいります。
5月22日付の要望に対して各問に対応した回答がなかったために、各問ごとに回答するよう求めたのですが、今回も項目に応じた回答をしていただけませんでした。質問項目に即した回答ができない、あるいはしたくないということであれば、新規開削は根拠がないと判断されても仕方ないでしょう。
「大規模な山体崩壊や火砕流、溶岩流、降灰などが発生する前の段階である噴火警戒レベル3になった時点で、雌阿寒温泉やオンネトー周辺など危険な区域から登山者や観光客が当該道路等を使用して避難を開始する」というのなら、モアショロ線を大々的に付け替える必要性はないと考えます。
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道 路 第 303 号
令和2年(2020年)10月1日
令和2年(2020年)10月1日
十勝自然保護協会
共同代表 安藤 御史 様
佐藤 与志松 様
北海道知事 鈴木 直道
(公 印省略)
(公 印省略)
一般道道モアショロ原野螺湾足寄停車場線についての質問書(回答)
平素より、北海道の建設行政について、ご協力を賜り厚くお礼申し上げます。
また、貴協会におかれましては、十勝総合振興局帯広建設管理部が主催するワークショップにおいて、貴重なご意見をいただいていることについて、重ねてお礼申し上げます。
さて、2020年8月25日付けで貴協会からのご質問について、下記の通り回答いたします。
記
「雌阿寒岳火山防災計画」では、噴火時の避難については、大規模な山体崩壊や火砕流、溶岩流、降灰などが発生する前の段階である噴火警戒レベル3になった時点で、雌阿寒温泉やオンネトー周辺など危険な区域から登山者や観光客が当該道路等を使用して避難を開始するとされております。
また、この計画においては、避難の安全・確実性を確保することが重要とされておりますが、整備を検討している区間は、急カーブの連続で見通しが悪いことや狭小幅員による対向車との交差が極めて困難であることなどが課題とされており、道としては、早急にこれらを解消する必要があるものと考えています。
当該道路の整備にあたっては、環境への配慮が必要であることから、ワークショップにおいて、有識者などの意見を伺いながら、現道利用案も含め比較したところ、現道利用は大規模な地すべり対策を必要とするなど、国立公園内の自然改変が大きくなることから、極力、公園区域外に新たなルートを整備する案で検討を進めています。
引き続き、ワークショップにて、周辺自然環境への影響や必要となる保全措置などについて、ご意見を伺いながら、検討を進めてまいりますので、ご理解、ご協力をお願いいたします。
なお、立ち入り規制など、想定される火山現象の状況に応じた警戒避難体制の整備については、今後も雌阿寒岳火山防災協議会にて関係機関と必要な協議を行ってまいります。
連絡先:道路計画課
TEL:011-231-4111(代表)
内線:29-218
FAX:011-232-6329
TEL:011-231-4111(代表)
内線:29-218
FAX:011-232-6329
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