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十勝自然保護協会 活動速報 › 森林伐採 › ナキウサギ生息地を破壊した林野庁

2008年10月14日

ナキウサギ生息地を破壊した林野庁

 8日は日本森林生態系保護ネットワークで足寄町(十勝東部森林管理署管内)の伐採地を調査した。というのは、情報開示でナキウサギの生息地があるあたりで大量の伐採をしていることが分かったからだ。



 足寄町にはナキウサギの生息地があちこちにあり、風穴も点在している。2006年には十勝東部森林管理署が天然林で大量の伐採をしていることが明らかになったため、当会は8月に十勝東部森林管理署に出向いて伐採計画などについて説明をしてもらった。

 その際に、管轄区域内には風穴地やナキウサギ生息地があることを指摘したのだが、対応した職員は風穴地があることを認識していないばかりか、ナキウサギやクマゲラなどについての調査もしていないという。これでは伐採によって風穴やナキウサギ生息地が破壊されかねない。

 この状況を受けて、9月11日には北海道の自然保護団体などが北海道森林管理局と十勝東部森林管理署に申入れを行った。

十勝東部森林管理署管内における伐採についての申入れ

 今回調査したのはこの申入れ書にも書いてある喜登牛山周辺である。林道を進んでいくとやがてナキウサギが生息できそうな岩塊地が出てきた。車を止めて調べると、岩穴にシダを貯食しているのが確認されたが、よく見るとそのすぐ上は土場がつくられ、作業道もある。ナキウサギのキチッ、キチッという声が聞こえてくる。近くにはクマゲラの食痕もある。




 少し先に進むと、やはりナキウサギの生息地がブルドーザーで壊されて作業道がつくられていた。2年前に申入れをしてあるにも関らず、重機を入れて伐採し、生息地を壊しているのだ。

 ナキウサギの生息地があることを知っていながら、風穴やナキウサギの調査もせずに生息地を無惨に破壊したのだ。自然保護団体の要請をあまりに軽くみているのではないか! このような伐採を続けていたなら、天然林の生物多様性はどんどん失われていくだろう。

(報告者M)


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Posted by 十勝自然保護協会 at 16:16│Comments(0)森林伐採
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